ニューヨーク・マンハッタンの老舗ジャズクラブ「ブルーノート」を1990年、大阪で「大阪ブルーノート」として開業させ、さらに東京などでクラブ&レストラン「ビルボードライブ」の展開を指揮したのが、実は阪神電鉄に入社したサラリーマンたちである。阪神電鉄は、その慎重な経営方針から「石橋を叩いても渡らない」と称された。「大阪にジャズクラブを」との企画書に対し、当時の経営陣が「鉄道会社が水商売を始めようというのか?」訝しんだのは無理もない。本書では、男たちがいくつものハードルを乗り越えて音楽事業をスタートさせ、成功にこぎつけた軌跡をたどっている。
著者は現在、一連の事業を手がける阪神の子会社で社長の職にある。「サラリーマンだからこそ挑戦できることがある」。大企業への所属はやりたい仕事の追求と対立するものではなく、条件さえ整えればむしろ大きな力になってくれることを教えてくれる。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
記事一覧 公式サイト当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?