大手食品メーカーの調査によると、日本人が1年間に食べるカレーの消費量は平均84食。週に1~2回は口にしている計算だ。
日本人のカレーに対する思い入れは並々ならぬものがあるが、そのカレーがどのような道のりを経て日本にやってきたかは、あまり知られていない。本書は、その謎を世界規模のスケールで解き明かそうという試みだ。
著者は、かつて「横濱カレーミュージアム」(2007年閉館)のプロデューサーを務め、札幌スープカレーブームを仕掛けたという、カレー業界の第一人者。それだけに、歴史だけでなく、宗教、地理、ビジネス、各国の国民性など、さまざまな角度から知識を提供してくれる。
南アフリカやシンガポール、マカオで食べられている不思議なカレーも一見の価値あり。美しいカラービジュアルを見ながら、食と歴史のロマンにどっぷり浸れる1冊だ。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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