空前の大ヒットとなった映画「ボヘミアン・ラプソディ」。もちろんクイーンというバンドの音楽の素晴らしさがあったからこそ、ヒューマン・ドラマとしての厚みがより増したことは間違いないだろう。そして、劇中の中では主人公フレディ・マーキュリーの心情を反映した曲が多く選ばれているが、日本語字幕でセリフのように映し出されるその歌詞が、見る者の心に深く染み込んだはずだ。
70年代からポピュラー音楽の世界で翻訳などの仕事をしてきた訳者が、そんな歌詞を独自に訳したのが本書。収録アルバムの曲順で、時代を追って見開きごとに1曲ずつ英詞と訳詞が掲載されており、聴きながら読むのに適している(作詞作曲のクレジットもあって便利)。簡潔ながらマニアックな解説も楽しい。長年のファンはもちろん、映画を見てクイーンにハマった人も、彼らの世界をより理解できる1冊だ。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
記事一覧 公式サイト当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?