12月12日は「漢字の日」。毎年、この日に発表される「今年の漢字」を予想して楽しむ方も多いだろう。
漢字について考える日に読みたいのが、こちら。2023年11月27日発売の『しってる? しらない? 漢字びっくり事典』(ポプラ社)だ。監修は、日本語研究の第一人者である、金田一秀穂さん。
本書では、大人でも意外と知らない漢字のトリビアが登場する。漢字の歴史やなりたち、読み方などの雑学が満載だ。親戚が集まる機会にクイズを出し合っても楽しそう。
・「白」は白骨化した頭の骨が元!?
・「孤独」の「孤」は超さみしい漢字だった...?
・腐っていないのに、なぜ『豆腐』!?
・「電」の中には神様がひそんでいる!?
・「美しい」はそもそも大きな羊ってどういうこと!?
由来すらもわからない「幽霊文字」、江戸時代に作られた「ウソ漢字」、「本当にあるウソのような変な漢字」など、人に話したくなるネタだらけだ。
世界一大きなカブトムシ「ヘラクレスオオカブトムシ」は「赫拉克勒斯大甲虫」と書く。
外国の偉人たちに漢字をあてたクイズも面白い。「尼通」「伽利略」「愛迪生」など、誰だかわかる?
ちなみに「尼通」は万有引力の法則を発見したイギリスの科学者、「伽利略」は「天文学の父」とも呼ばれるあの人、「愛迪生」は、白熱電球や蓄音機をつくったアメリカの発明王だ。
1冊読み終わるころには、漢字に詳しくなれそう。もしかしたら、今年の漢字も載っているかも?
■金田一秀穂さんプロフィール
きんだいち・ひでほ/1953年、東京生まれ。上智大学文学部心理学科卒、東京外国語大学大学院修了。中国大連外語学院、米イェール大学、コロンビア大学などで日本語を教える。1994年、ハーバード大学客員研究員を経て、現在は杏林大学名誉教授、山梨県立図書館の館長を務める。日本語学の権威である祖父・金田一京助氏、父・春彦氏に続く、日本語研究の第一人者。
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