2023年11月16日、世界的ベストセラー年鑑の日本版『ギネス世界記録2024』（角川アスキー総合研究所）が発売された。
「ギネス世界記録」は、世界中の驚異的な記録を収集し、豊富なビジュアルとともに解説する年鑑。その最新版となる本書では、「ブループラネット（水に覆われた地球）」をテーマに、海、川、湖など"地球上の水"にまつわる古今東西の記録や、多様な水中生物の生態などを掲載。親子で楽しみながら世界を学べる充実の内容となっている。
また、日本版オリジナルページでは、1970年代から2020年代まで6年代（10年単位）連続でアルバム1位を獲得した松任谷由実さん、「かいけつゾロリ」作者の原ゆたかさん、そして、「同姓同名」者の集合でギネス世界記録に挑む一般社団法人「タナカヒロカズの会」代表理事・田中宏和さんにインタビューを行っている。
自分と同じ漢字の「田中宏和」さんがドラフト会議で指名されたのを見て同姓同名に興味をもった田中さんは、2010年に「田中宏和運動全国大会」を開催し、33人の田中宏和を集めた。このとき、試しにギネスワールドレコーズ本社に問い合わせてみたところ、「同姓同名の最大の集まり」のカテゴリーが新設された。
ところが、田中さんが実際に申請する前に、164人の同姓同名仲間を集めたアメリカの実業家マーサ・スチュワートさんに記録を抜かれてしまう。田中さんはこれに対して、同姓同名の基準を漢字から読みに変更し、「タナカヒロカズ」を178人集めて記録を更新した。
だが、そのわずか98日後、今度はセルビアのミリツァ・ヨヴァノビッチさんに記録をやぶられた。田中さんは2023年現在、新聞広告などで仲間を集めながら、再び記録を更新する準備を整えているという。
■『ギネス世界記録2024』目次
【日本版オリジナルページ】
松任谷由実インタビュー／『かいけつゾロリ』作者・原ゆたかインタビュー／岡山に住む双子が「身長差」でギネス世界記録に認定／「同姓同名」で世界記録に挑む、日本の「タナカヒロカズ」とセルビアの「ミリツァ・ヨヴァノビッチ」／驚くべき偉業の数々／世界に誇る日本ブランド／学校の世界記録／最大、最長、最多数
編集長からの手紙／ギネス世界記録の日／大人は立ち入り禁止！／チャリティのとり組み
【青い惑星】
のぞいてみよう：地球上の水／内陸部の水域／大洋と海／氷のある風景／熱水／まとめ
【水生生物】
のぞいてみよう：最大のタコ／淡水の生物／沿岸の生物／表層（サンライトゾーン）／中深層（トワイライトゾーン）／深海層（アビサルゾーン）へ／海の大型動物／まとめ／ペットと家畜
【人間】
のぞいてみよう：史上最も重い人物／スーパーシニア／毛／手／足／最も高い＆最も低い／家族のアルバム／医学／まとめ
【記録学】
のぞいてみよう：最大のベジタリアンバーガー／逆さま／水中の偉業／人魚／ずば抜けたスキル／ボゴスティッキング／スケートボーディング／キュービング／紙飛行機／ミニゴルフ／フライングディスク／体力勝負／ふしぎな情熱／食を楽しもう！／甘～い記録／フィットネス戦士たち／完璧なコレクター：ソニー・モリ―ナ／コレクション／若き達成者／まとめ
【冒険】
のぞいてみよう：海の最深地点に到達した最初の潜水艇／マウンテニアリング（登山）／大海への冒険／アウトドアスイミング／アイススイミング／グランドスラム／世界一周／エコトラベル／スラックライン／まとめ
【歴史】
のぞいてみよう：最も高い木造のパゴダ（仏塔）／素晴らしいエジプト人たち／中世の大騒乱／海賊／沈没船／驚くべき発明／祈りと魔術
【科学＆テクノロジー】
のぞいてみよう：最高額の車／灯台／自動車／船舶／トールシップ／宇宙／ローラーコースター／ビッグサイエンス／ロボット／まとめ
【アート＆メディア】
のぞいてみよう：最も大きいアニマトロ二クス恐竜／映画のスタント／小道具／テレビ／チャートトッパー／グローバル・ミュージック／漫画とアニメ／サーカス・アート／コメディ／マジック／操り人形／ゲーム：コミュニティー、eスポーツ、ハードウエア、リーダーボード、レビュー／まとめ
【スポーツ】
バスケットボール／アイスホッケー／野球／アメリカンフットボール／クリケット／テニス／クラブサッカー／FIFAワールドカップ／陸上競技／ウォータースポーツ／素晴らしき競技会場／ターゲットスポーツ／ゴルフ／スキー／エクストリームスポーツ／ラグビー／水泳／オートスポーツ／格闘技／自転車競技／耐久競技／まとめ
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