年末年始に心機一転、住まいやお金を見直したいが、何から手を付けたら良いのかわからない...。やることが山積みでやる気が起きない。そんな方は、ワクワク感のある家をめざすところから始めてみよう。
2023年10月31日、『再出発整理―心地よい居場所とお金のつくり方―』(婦人之友社)が発売された。家事アドバイザーの山﨑美津江さんが、居場所とお金の整理整頓を伝授する。
山﨑さん自身も、ライフステージが変わるたびに住まいや生活を見直してきた。家族の成長に合わせて物の置き場所を最適にして、心地良い空間をつくってきたという。本書では、そんな工夫を「居場所」と「お金」の両面から紹介していく。
まずは、居場所の作り方について。本書では居場所作りを4か条にまとめている。
第1条 「置き場所」が決まると「居場所」が生まれる
手を伸ばせば届くコックピットをお手本に/置き場所が決まると? 仕事も趣味も楽しくなる
第2条 「モノの持ち方、しまい方」に筋道をつける
しまう=いつでも使えるようにスタンバイ/ルートが決まればルーティンがラク/大きさ・重さ・コストに無理はないか?
第3条 汚れの原因とそうじの意味を知る
そうじのスタートは洗面所/使った後にサッと。洗面所のついでそうじ/机の下もトイレの床もスイスイ、床モップ
第4条 「いつでもどうぞ」と言える家を目指す
来客時にパッとしまえる、目隠し棚
家で暮らすのは自分なので、コックピットのように便利でストレスのない空間をめざそう。最終的に、いつでもお客さんを招くことができる家になれば完璧だ。
そして、お金を作る4か条は次の通り。
第1条 「欲望」を振り分ける
「費目」はお金のラベリング/今は何を優先するとき?
第2条 家計簿でお金の情報公開
「予算立て」で欲を枠に収める/「記帳」で見えないお金をなくす/ 「収支年計表」から暮らしが見える
第3条 健康に暮らす
目、歯、足には手とお金をかける/きなこ・いりこはまとめ買い/健康器具こそ「置き場所」を決めて
第4条 決めて暮らす
「決める」から前に進める/決めている6つのこと
お金を上手に使うためには、自分の欲望をラベリングするところから始めよう。物を買うことは悪いことではない。優先度をつけておくことが大切だ。相応な暮らしの中で何を買うか折り合いをつけるようにしよう。見えないお金をなくす習慣や健康に気を付けることも、お金と上手に付き合うためには重要だ。
部屋の整理やお金の見直しはエネルギーを使うけれど、将来のためには大切な作業だ。この年末年始に思い切ってできるところから始めてみよう。
■山﨑美津江さんプロフィール
やまさき・みつえ/相模友の会会員、家事アドバイザー。『婦人之友』での家事、整理収納、そうじのアドバイスが好評。スーパー主婦としてテレビやラジオ、雑誌など、各メディアでも活躍。自宅を公開して家事のアドバイスも。家計簿歴は約45年。著書に『帰りたくなる家ー家の整理は心の整理ー』(婦人之友社刊)がある。
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