作家の小川糸さんは、2022年から山小屋で生活している。
コロナ禍を経て、暮らしを見つめなおす中で山小屋を建てることに決めたのだという。山小屋生活のために、車の免許も取得した。
このたび、山を通してガラっと生活が変わった小川さんの暮らしが紹介される1冊が刊行された。
2023年10月24日『別冊天然生活 小川糸さんの春夏秋冬を味わうシンプルな暮らし』(扶桑社)が発売された。
「無理をせず、自分らしく家事のメリハリをつける。それが健やかな日々をつくり出す秘訣なのかもしれません。」と語る小川さん。
本書では、季節の移ろいや山小屋での1日の過ごし方などが紹介される。自然の中でシンプルに暮らす様子は、心が落ち着きそうだ。
季節の果物や野菜で保存食を作り、自分の手で暮らしを作っていく小川さん。本書では、暮らしのエッセイや家時間の工夫、季節の食材を使ったレシピも紹介していく。
愛犬の「ゆりね」の癒される写真も掲載。ソファでリラックスして二度寝している様子がかわいらしい。
自分で山小屋を建てて理想の暮らしを作っていくなんて、小川さんの行動力が素晴らしい。季節を味わい、自然の中で生活する。そんな暮らしに憧れる。
■小川糸さんプロフィール
おがわ・いと/1973年生まれ。デビュー作『食堂かたつむり』(2008年)以来30冊以上の本を出版。作品は英語、韓国語、中国語、ベトナム語、フランス語、スペイン語、イタリア語などさまざまな言語に翻訳され、各国で出版されている。『食堂かたつむり』は、2011年にイタリアのバンカレッラ賞、2013年にフランスのウジェニー・ブラジエ賞を受賞した。またこの作品は、2010年に映画化され、2012年には『つるかめ助産院』が、2017年には『ツバキ文具店』、2021年には『ライオンのおやつ』がNHKでテレビドラマ化された。
『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』そして『ライオンのおやつ』は、日本全国の書店員が主催する「本屋大賞」候補となった。最新作は、『糸暦 いとごよみ』(MOE BOOKS)。
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