パウンドケーキは、身近な食材や果物を入れれば、味の変化を気軽に楽しむことができる。比較的作りやすいので、お菓子作り初心者の方にもおすすめだ。
そんなパウンドケーキのレシピを極めた1冊が刊行された。2023年10月20日『パウンドケーキ 無限レシピ』(主婦と生活社)には、失敗しにくいアレンジレシピが豊富に紹介されている。
著者は、菓子研究家でパティスリーとしての経験も持つ加藤里名さんだ。
本書の目的は次の2つ。
おいしいパウンドケーキを作れるようになること
レシピを自在に応用・展開できるようになること
まずは基本の作り方を覚え、その後に好みの食材でアレンジしていく。パウンドケーキのアレンジは、①粉を加える、②ペーストや液体を加える、③フルーツやナッツを加える。この3つを掛け合わせることで、無限に広がっていく。
本書のレシピでは、具材や液体を加えたときの粉類や砂糖の量がルール化されている。そのため、家庭でも失敗しにくい配合で作ることができる。
冬になると恋しくなる焼き菓子。クリスマスやバレンタインデー、ホワイトデーなどのプレゼントにも大活躍だ。切ると歓声が上がるパウンドケーキの作り方をマスターしよう。
■加藤里名さんプロフィール
かとう・りな/菓子研究家。大学卒業後、会社員として働きながら「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」でフランス菓子を学び、退職後に渡仏。パリのLE CORDON BLEUの菓子上級コースを修め、その後は人気パティスリー、LAURENT DUCHÊNEにスタージュとして勤務。帰国後の2015年より東京・神楽坂にて「洋菓子教室SUCRERIES」を主宰 。著書や雑誌などでレシピを発表するほか、オンラインで販売している焼き菓子はすぐに完売してしまうほどの人気ぶり。 著書に『そのまま食べてもおいしい! ふわふわスポンジ生地のお菓子』『あれもこれも作れる! パウンド型のいちばんおいしいお菓子たち』『ナンバーケーキ』(すべて主婦と生活社)、『はじめてのクッキー缶』(家の光協会)、『レモンのお菓子づくり』(誠文堂新光社)など。
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