シャ乱Qのボーカルとしてヒットを飛ばし、モーニング娘。をはじめとした数々のアイドルグループやアーティストをプロデュースしてきたつんく♂さん。誰もがうらやむ才能を持っているように見えるが、意外にも「僕は天才ではありません」と言う。
1万5000件を超える「スキ」を集めたnote「凡人が、天才に勝つ方法。」をもとに、つんく♂さんの成功理論をまとめた著書『凡人が天才に勝つ方法』(東洋経済新報社)が、2023年9月20日に発売される。
本書によると、世の中の99%は凡人で、つんく♂さん自身も凡人だそう。では、なぜつんく♂さんはクリエイターとして成功しているのだろうか?
天才なら、いきなり「1000点!」みたいな作品が頭の中に降ってくるのかもしれないけど、僕は自分自身にそんな期待はしていません。
でも時に120点、平均92点以上を出します。プロだからです。さらに大事なのは、その仕事を世間にはいつも100点と思ってもらえるように工夫して備えること。
(note「凡人が、天才に勝つ方法。」より)
自分を「天才」ではなく「プロ」だと自覚してから、物事がうまくいくようになっていったという。
つんく♂さんいわく、凡人でも「好き」を極めて「プロ」になれば、他の凡人たちを出し抜くことができるそう。本書では、シャ乱Qやモーニング娘。が人気をつかんでいく過程とともに、以下のような考え方を紹介している。
■僕も凡人、君も凡人。では、僕ら凡人が輝くためには?
・まず、自分が「天才じゃない」ことを認めよう
・凡人の勝機は「好き」をとことん追求すること、その「大事なポイント」がある!
・人間、じつは誰しも「元・天才」だった、その理由は? など
■凡人が「小さな才能」を伸ばし、天才に勝つためには?
・天才に勝つには「行動」あるのみ!「根拠のない自信」を"行動力"につなげるコツは?
・「当たって砕ける」精神で、とにかく「数」をこなそう!
・とにかく打席に立って、どんどんアウトプットすれば、「凡人集団の先頭」には立てる! など
■「モーニング娘。」を世に生み出したプロデューサー、つんく♂が考える「プロ論」とは?
・これから求められるつんく♂流「令和の10大能力」はこれだ!
・9人の「まあ、ええんちゃう?」より、1人の「めっちゃ、ええやん!」をつくるのが大事
・どんぐりの背比べからの「勝ち方」は、「アイドルオーディション」に学ぼう! など
■目次
【序章】誰の中にも「天才力」はある
──まずは「5つのステップ」で、自分の才能を目覚めさせる!
【第1章】自分の中の「才能」を見つけよう
──「自分は天才じゃない」、だからこそできることがある!天才じゃない人間がヒットを生む「8つのコツ」
【第2章】「眠れる才能」を呼び覚まし、自分の実力を120%引き出す方法
──「超バランス型人間」の時代がやってきた!プロデューサー視点で見た「伸びる人」「伸びない人」の決定的差
【第3章】「天才」に勝てるのは、「プロ」である
──世の中に本当に重宝されるのは「プロの仕事ができる人」である!「天才」「プロ」「アマチュア」の法則
【第4章】「普通の人」でも必ず輝ける!「本物のプロ」になるためのマインドのつくり方
──つんく♂流「4ステップ」で仕事の迷いがなくなる!
【第5章】視点・発想の転換で、仕事がどんどん面白くなる!普通の仕事を「最高の仕事」に変える方法
──人を惹きつけるアイデアを生む「5つのコツ」&発想が無限に湧く「3つの法則」
【第6章】令和時代に求められる、「最高のプロデュース力」の磨き方
──どんな仕事にも必要な「6つの必須能力」とは?
【第7章】自分の可能性を広げるために「とにかく今日からできること」教えます!
──誰でも実現できる!「キラキラの人生」の手に入れ方
■つんく♂さんプロフィール
1968年10月29日生まれ、大阪府出身。音楽家、TNX株式会社代表取締役。1988年にシャ乱Qを結成、1992年にメジャーデビューし「シングルベッド」「ズルい女」など4曲のミリオンセラーを記録。1997年より日本を代表するヴォーカルユニット「モーニング娘。」のプロデュースを開始し、1999年には「LOVEマシーン」が176万枚以上のセールスを記録。「ハロー!プロジェクト」をはじめ数々のアーティストのプロデュースやサウンドプロデュースを手がけ、現在JASRAC(日本音楽著作権協会)登録楽曲数は2000曲を超える。2015年、喉頭がんにより喉頭全摘手術を受けたことを公表。2020年にメディアプラットフォームnoteにてコラムをスタートする。2021年には坂本龍一氏との共同制作で小児がん治療支援チャリティーライヴのテーマソング「My Hero ~奇跡の唄~」を発表。現在はハワイに拠点を置き、国民的エンターテインメントプロデューサーとして幅広く活躍中。
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