2023年9月5日、栗の保存食と和洋のスイーツレシピを収録したレシピ集『栗しごとと栗のお菓子』(山と溪谷社)が発売された。
本書は、「作ってみたいけれど、栗しごとの正解がいまいちわからない」という声を受けて作られた、栗で作るお菓子の作業手順をていねいに解説する指南書。はじめてでも上手に作れるよう、ていねいなプロセス写真とともに、渋皮煮、甘露煮、ペースト、ジャム&バターなど、さまざまなレシピが解説されている。
指示通りに仕込んでおけば、1年中、和洋の栗のお菓子30種を手作りすることができる。自家製だからこそできる、贅沢に栗を使ったお菓子の数々で、まるで栗そのものを食べているような感動体験を楽しもう。
(左上から時計回りに)栗しごとの定番「栗の渋皮煮」「栗の甘露煮」。栗の渋皮煮から作れる和洋菓子は13種類、甘露煮から作れる和洋菓子は10種類掲載。トーストやサンドイッチ、タルティーヌなど、お菓子に展開せず気軽に楽しめる「栗ジャム&栗バター」。和三盆糖を使ったメレンゲに、和栗のペーストを絞った栗の洋菓子の王様「栗と和三盆糖のモンブラン」。栗の甘露煮をシャリシャリ食感の寒天に閉じ込めた和菓子「栗の琥珀糖」。
【CONTENTS】
◎Prologue 仕込んでおいて長く楽しむ 栗しごと
栗の渋皮煮/栗の甘露煮/栗のペースト(粗タイプ・細タイプ)/栗ジャム/栗バター
◎Chapter1 リッチな気品が漂う 栗の洋菓子
栗のラムケーキ/栗と和三盆糖のモンブラン/栗のマドレーヌ/栗とはちみつのロールケーキ/栗のトリュフ/栗のガトーショコラ/栗とヘーゼルナッツのタルト/栗とカシスのヴィクトリアサンドイッチケーキ/黒糖とコーヒーのクグロフ・マロン/マロンパイ/栗のバスクチーズケーキ/栗とほうじ茶のパウンドケーキ/栗とコーヒーのバターサンド/栗と全粒粉のスコーン/マロンシャンティ/栗のアイス2種(洋栗アイス・和栗アイス+ほうじ茶ゼリー)
◎Chapter2 ほっこり素朴な味わい 栗の和菓子
栗と抹茶の浮島/栗のどら焼き2種(粒あん&栗の甘露煮・栗あん&栗の渋皮煮)/栗蒸しようかん/栗の琥珀糖/栗きんとん/栗最中/栗粉もち/栗のきんつば/栗大福
◎Column
・パンと楽しむプチレシピ
栗ジャムトースト/栗ジャムサンドイッチ/栗バターと生ハムのバゲット
・洋と和の栗パフェを楽しむ
栗とカシスのパフェ/栗とほうじ茶のパフェ
■下園昌江さんプロフィール
しもぞの・まさえ/お菓子研究家。1974年鹿児島県生まれ。筑波大学卒業後、日本菓子専門学校で製菓の技術と理論を学ぶ。その後パティスリーで6年間修行。2001年スイーツのポータルサイト「Sweet Café」を立ち上げ、幅広い視点でスイーツの情報を発信しながら、国内外のさまざまなお菓子を実際に食べ歩く中で、フランス菓子の魅力に惹かれる。2007年より自宅でお菓子教室を主宰し、お菓子の歴史から素材の特徴まで深く学べるレッスンが評判を呼び、人気の教室となる。著書に『おいしいサブレの秘密』『アーモンドだから、おいしい』『4つの製法で作る 幸せのパウンドケーキ』(すべて文化出版局)などがある。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?