編み物をテーマとした対談集として発売された、編み物作家・横山起也『どこにもない編み物研究室』の第2弾の登場だ。
今回は、「編み物」「手芸」「手仕事」とはいったい何なのだろうかと深堀りしていく。
2023年8月16日『どこにもない編み物研究室 日本の過去・未来編』(誠文堂新光社)が発売された。
編み物の「過去」を探り、「未来」に向き合っていく。そうすると、見たことのない「今」が現れるはず。
新進気鋭の編み物作家で小説家でもある横山起也が、多様なゲストの面々と刺激的な対談を繰り広げていく。
ゲストは以下の通り。
北川ケイ (レース編み講師/近代日本西洋技芸史研究家)
渡辺晋哉(会社員/牧師/編み手)
池田忍(千葉大学名誉教授/美術史研究者)
帯刀貴子さん(スピナー/「古流の編み物」研究家)
村松啓市さん(ファッションデザイナー)
谷口聡子さん(ニットアーティスト)
森國文佳(アーティスト/kcal cafe club主宰)
「手芸」は「アート」なのか?
「手仕事」は「仕事」なのか?
「編み物」はこれからどうなるのか?
これらの疑問から、「なぜ編み物/手芸/手仕事は『安く』見られるのか?」などの問題まで、対談を通して考察していく。
人気作家、大学教授、アーティストなどの様々なゲストが、生きた言葉で編み物を語っていく。これまでの編み物/手芸/手仕事観がガラっと変わる1冊だ。
普段ハンドメイド作品を作る時には、ここまで深く考えない方も多いだろう。自分なりの編み物や手芸、手仕事の楽しみ方を深めていきたい方にオススメの1冊だ。
■横山起也さんプロフィール
よこやま・たつや/編み物作家、小説家、NPO法人 LIFE KNIT 代表、チューリップ株式会社 顧問、株式会社日本ヴォーグ社「編み物チャンネル」顧問/ナビゲーター。大学院在学中に『伝統のニット「てづくりのもの」のなかにある不思議なもの』(日本編物文化協会)を執筆。編み図なしで自由に編む「スキニ編ム」を提唱。仏ファッションブランド「Chlo?」など、業界外企業の主催イベントでワークショップ講師も多数つとめる。「HUFFPOST」などWEBメディアでコラムを執筆。2021年、『どこにもない編み物研究室』(誠文堂新光社)を発刊。2022年、小説『編み物ざむらい』(角川文庫)を上梓し、好評を得て続刊執筆中。
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