托卵妻とサレ夫
優しい妻と可愛い息子に囲まれた、幸せな生活。
それはすべて、托卵のために作られたものだった――!
LINEマンガで人気のWEBTOONⓇ『托卵妻とサレ夫』(作:森脇葵)は、善良なサレ夫・義人(よしひと)が、悪魔のような托卵妻・栞子(かこ)の本性に気づいていく不倫サスペンス。妻とその不倫相手の、予想の斜め上を行くサイコパスっぷりが見どころの一つだ。
大桐義人(おおぎり・よしひと)35歳は、公務員として働く1児の父。妻の栞子(かこ)32歳、可愛い5歳の一人息子・幸大(こうた)と、幸福な暮らしを送っていた。
義人と栞子は5年前に結婚して、今は義人の両親と敷地内同居をしている。二世帯同居にありがちな嫁と姑の対立もなく、家族同士の仲は良好。仕事も安定していて、不満なところは何ひとつない。
栞子はネイリストで、最近やっと自分の店をもち、客足も安定してきたところだった。「今が一番楽しい時」だろうと、義人はその働く姿を応援していた。
ところが、ある日の夕方。幼稚園でアレルギー反応を起こした幸大を迎えにいったとき、義人は、栞子に連絡がつかないことを不思議に思った。接客中なのだろうと自分を納得させ、夜中になって遅れてきた栞子を迎えると、彼女は嗅ぎなれない香りを漂わせていた。
もしかして、ネイルの仕事をしている間に誰かの香水が移ったのかもしれない。不審に思った義人が香りに言及すると、栞子は大げさに驚きながら、「お客さんに頼まれてアロマを焚いた」と香りのワケを説明し、「浮気かと思った?」と問い返してきた。
「いやいや栞子ちゃんに限ってそんなこと...!」
「そうよー残念でした。この幸せを壊すようなバカなこと、私はしないよ」
だが、栞子のこの言葉は真赤なウソだった。栞子は浮気どころか、結婚前から違う男を愛していて、その男の子どもを義人に「托卵」していたのだ。
ネイルの仕事と偽って、昔の男と逢瀬を楽しみ、息子の一大事も意図的に放り出していた栞子。「今の夫との間に愛なんてない」「あなた以上に私を愛してくれる人はいない」と言いたい放題。彼女は、長年連れ添った家族に噓をついても一切罪の意識を持っていないサイコな性格の持ち主だった。
それでも、義人もその両親も、栞子の邪悪な正体に気づくことはできなかった。彼女の外面があまりにも完璧だったからだ。
しかし、義人が栞子に相談なく、何の気なしに決めた幸大の血液型調査が、かりそめの平和を崩してしまうことにつながった。義人も栞子のA型だから、当然B型は生まれない。ところが、幸大の血液型はB型はだったのだ――。
はたして、栞子が愛していない男・義人と結婚した理由とは? そして、幸せな家族の行く先は? 確信犯の女と何にも気づけなかった男の、ドロドロ愛憎サスペンスドラマ!
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