空き家はここ30年で2倍にも増加しているという。建物の倒壊やごみの不法投棄、害虫、悪臭などの問題も多く、放置しておくと多くの人に迷惑をかけてしまう。
最近では、放置空き家への法的措置、不動産相続登記の義務化などの法整備が進んでいる。将来、親の家をどうするのかと考えると、何をすればよいのかさっぱりわからない。しかし、避けては通れない問題だ。
2023年6月9日『親の家を売る。』(自由国民社)が発売された。
著者は、親の施設入所をきっかけに空き家となった実家の「維持」「相続」「片づけ」「売却」までを一通り経験してきた、ルポライターの永峰英太郎さん。
親が元気なうちにやるべきこと、空き家を維持するコツ、複雑な手続きのやり方や注意点などをマンガとイラストで分かりやすく紹介していく。
「親が元気なうちに、万一のときの準備をしておかないと、すべて手遅れになる」と永峰さんは言う。空き家の処分について考える必要がある人は、余裕のある時に必要な手続きを整理しておこう。
■永峰 英太郎さんプロフィール
ながみね・えいたろう/1969年、東京生まれ。明治大学政治経済学部卒業。業界紙記者、夕刊紙記者、出版社勤務を経て、フリー。企業ルポ、人物ルポなどを得意とする。主な著書に『日本の職人技』『「農業」という生き方』(アスキー新書)、『カメラど素人が、プロのカメラマンに撮影のテクニックを教わってきました。』(技術評論社)などがある。
また母親の死や父親の認知症の体験をもとに執筆した『70歳をすぎた親が元気なうちに読んでおく本』(二見書房)、『親の財産を100%引き継ぐ一番いい方法』(ビジネス社)、『マンガ!認知症の親をもつ子どもがいろいろなギモンを専門家に聞きました』(宝島社)、『認知症の親と「成年後見人」』(ワニブックスPLUS新書)、『これで安心?もしも"のときに子どもに迷惑をかけないための準備ブック』(永岡書店)を出版。親の家の維持・売却の経験をもとに、本書を企画。
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