初めての猫との暮らし。でも、なかなかなついてくれない、フードを選り好みする、トイレ以外の場所で用を足してしまう、クレートをいやがる......などなど、「どうして?」とお悩みの飼い主さんも多いのでは。
そんなお悩みは、動物行動学の視点で考えれば、解決するかもしれない。
2023年5月22日『動物行動学+猫マンガ ニャン学』(主婦の友社)が発売された。本書では、猫の飼い主さんからのお悩みや質問に対して、動物行動学者の茂木千恵さんが回答していく。動物行動学は、動物の生態や習性、社会性、心理、遺伝、進化など、動物の行動に関するあらゆることを研究する学問だ。
「排泄」「食事」「攻撃行動」「不安行動」「多頭飼い」の5つの章に分け、「猫あるある」を20の実例で解説していく。
茂木さんによると、犬や猫はストレスがたまったり欲求が満たされなかったりすると、問題行動が出やすくなるという。そのため、動物行動学でも、ストレスや動物の気持ちに関する研究が数多く行われている。本書ではそれらのエビデンスをもとに、茂木さんが的確なアドバイスをしていく。
さらに、「パソコンの作業中に邪魔してくる」「自分でドアを開けてしまう」など、「あるある猫しぐさ」の解説や、猫の体調管理に使える最新IoTグッズやサプリメント、マイクロチップの話など、イマドキ猫事情も掲載。気まぐれなニャンコの気持ちを知りたい!というきっかけから、動物行動学にハマるかも。
■茂木千恵さんプロフィール
もぎ・ちえ/動物行動学者、獣医師、博士(獣医学)。日本獣医動物行動研究会、日本動物看護学会所属。東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学博士課程修了。ヤマザキ動物看護大学勤務を経て、2023年に株式会社モンパニエ 動物行動学研究室を開設。猫や犬の問題行動の治療カウンセリング、問題行動予防のための調査研究などを行っている。監修書に『猫にいいこと大全』(主婦の友社)。雑誌、テレビ番組、ペットグッズなどの監修も多数。
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