私たちの生活は、スマホによって劇的に便利になった。電話やメールといった通信手段に限らず、音楽を聴いたりニュース記事を見たり、動画やSNSを見たり、買い物したりナビをしてもらったり何から何まで一台でできてしまう。
しかし、私たちは、便利さと引き換えに何か大事なものを失ってしまったのではないか――。
2023年4月15日、ふかわりょうさんの新著『スマホを置いて旅したら』(大和書房)が発売された。
スマホを置いて旅に出れば、気付かないうちに失ってしまった「何か」を取り戻せる。そう考えたふかわさんは、3泊4日の「スマホなし旅」を敢行した。
もちろん、いまさら便利さを捨てて「スマホなしの生活」をしたいわけではない。しかし、スマホに奪われたものを「旅の間だけでも、ほんの少し取り戻す」ことはできるかもしれない。はたして、ふかわさんは大切な「何か」を取り戻すことができるのか? 情報社会からの脱出を試みたアナログ旅行記。
【目次】
出発/スマホに奪われたもの/予行演習/うだつの町/長良の恵み/おじさんたちがとける夜/私の背中を押したもの/水琴窟/スマホの波/和紙ができるまで/コーヒーの香りに誘われて/水とおどりの町/サイダーの味は郡上の味/ケイちゃんを求めて/城より団子/タイムマシンに乗って/金華山/電源を入れるまで
■ふかわりょうさんプロフィール
1974年生まれ。神奈川県出身。慶應義塾大学在学中の1994年にお笑い芸人としてデビュー。長髪に白いヘア・ターバンを装着し、「小心者克服講座」でブレイク。現在はテレビ・ラジオでMCやコメンテーターを務めるほか、ROCKETMANとして全国各地のクラブでDJをする傍ら、楽曲提供やアルバムを多数リリースするなど活動は多岐にわたる。著書に『ひとりで生きると決めたんだ』、『世の中と足並みがそろわない』(ともに新潮社)などがある。
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