大切な愛猫。家族の一員だからこそ、ささいなことでも気になってしまう。ネットで調べても、人によって意見が違うし何を信じたらよいかわからない。とはいえ、ちょっとした疑問を獣医さんに聞きに行くわけにもいかないし...。
『獣医さん、聞きづらい「猫」のこと ぜんぶ教えてください!』(発行:日東書院 発売:辰巳出版)は、そんな愛猫にまつわる悩みに答える1冊だ。「獣医さんに、こんなこと聞いたら失礼?」なんて思う質問にも、獣医師兼カウンセラーの宮下ひろこさんが答えていく。
本書では、猫専門誌「猫びより」の読者やSNSフォロワーから寄せられた疑問や悩みに宮下先生が回答する。
質問と回答の例を紹介していこう。
■動物病院の治療費、どう決めているの? なぜ病院ごとにちがうの?
動物病院は自由診療のため、病院によって料金が変わる。本書では、手術や検査、処置の料金の目安を掲載。
■待合室や診察室でのビビりがかわいそう。緩和できる措置はある?
愛猫が病院でビビッてしまう。そんなときに便利な、キャリーバッグのカスタマイズなどのストレス緩和対策を紹介。
■フードの情報が錯そうしていますが実際のところ何が正解?
キャットフードの種類が多く迷ってしまう方も多いだろう。売り場に行く前に、フードの種類や特徴を知っておこう。
■何かあるとすぐ病院に連れていきたくなる 行く行かないはどう線引きする?
気になることがあれば「大げさすぎるかな」と考えずに病院に連れて行くのが良いという。それでも、見極めに悩む方に向けて、深刻度別に症状を掲載している。
■健康診断は、どんな検査をどのくらいの頻度で受ければよい?
ほどんどの病気は早期発見・早期治療が理想だ。血液検査や尿検査、超音波検査など、年齢別に受けた方が良い検査を提案していく。
■獣医さんとのコミュニケーション うまくとるために大切なことは?
いざ病院に行くと上手に説明できなくて後悔する人もいるという。獣医も飼い主もお互いに協力して治療方針を決めていくのが理想だ。
本書では、ミスコミュニケーションを防ぐためのコツとして次のようなシチュエーションでのポイントを提案している。
・聞きたいことを忘れてしまうとき
・言葉で説明するのが難しいとき
・獣医さんから知らない言葉が出てきたら
・先生の見立てに異を唱えてもよい?
・ネットで得た情報を聞いてもよい?
・治療の選択やお金のことで迷ったら
etc.
病院にかかるかどうか悩むのは、人もペットも同じこと。判断に迷ったときにはぜひ本書を活用してほしい。
■宮下ひろこさんプロフィール
みやした・ひろこ/獣医師/動物病院専任カウンセラー
日本大学獣医学科卒業後、小動物臨床に従事。その後、心理学やカウンセリングを学び、2011年よりペットロスなどのカウンセリングを行う「動物病院専任カウンセラー」として動物病院に勤務。現在は、獣医師はじめ動物病院スタッフのキャリアに関わるコーチングや心理カウンセリングも行っている。一般社団法人日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー。一般社団法人日本グリーフ専門士協会認定グリーフ専門士。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?