時短や「タイパ」を求める声がある一方で、手間ひまかけて料理をするぜいたくな時間を楽しむ人も。そんな中、注目を集めているのがスパイスだ。
本書、『個性を極めて使いこなす スパイス完全ガイド』(西東社)は、インド料理店「エリックサウス」の総料理長・稲田俊輔さんが書き下ろした、とっておきのスパイス完全攻略本。スパイスの効能などの基本情報はもとより、「使いこなし方」にフォーカスをしている。
稲田さんは、京都大学卒業後、飲料メーカーを経て外食産業に携わり、料理人へと転身した異色の経歴の持ち主だ。
手始めに、レトルトカレーにスパイスを加えてみて、それぞれの味や香りから楽しんでみよう。稲田さんおすすめの「ちょい足しスパイスBEST10」は必見だ。
ここでは、ベスト3を発表しよう。
1位 カルダモンパウダー
これぞスパイスカレー! という感じの、爽やかで鮮烈な香りが加わります。効果を実感しやすいスパイスです。
2位 ガラムマサラ
いかにもカレーらしいスパイシーな香りがバランスよくブーストできます。多少入れすぎても大丈夫。
3位 クミンパウダー
本格インドカレーを思わせるエキゾチックな香りで、味わいにコクもプラスされたように感じます。
慣れてきたら、調合を楽しみながらカレー作りにチャレンジ。初心者でもわかりやすいよう、スパイスの基礎からしっかり解説しているので、本書を読み終わるころには、パウダースパイスとホールスパイスの使い分けから、香りを引き出すテクニックまで身についているはず。
あなたも奥の深いスパイス沼に、どっぷり浸かってみては?
■稲田俊輔さんプロフィール
料理人。鹿児島県生まれ。京都大学卒業、飲料メーカー勤務を経て、「円相フードサービス」の設立に参加。和食、ビストロなど、幅広いジャンルの事業立ち上げやメニュー開発などを手掛ける。05年より本格的にインド料理に目覚める。11年に南インド料理店「エリックサウス」を開店。『南インド料理店総料理長が教える だいたい15分! 本格インドカレー』(柴田書店)、『キッチンが呼んでる!』(小学館)、『チキンカレーultimate21+の攻略法』(講談社)など著書多数。
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