身長150㎝前後の小柄女性から支持を得るファッションブランド「COHINA」。ディレクターの田中絢子さん自身も148mと小柄だ。このたび、約1000人の小柄女性とともに「着こなしの教科書」を作り上げた。
2月2日発売の『148㎝ディレクターと学ぶ 小柄が輝くおしゃれの本』(主婦の友社)から、これからの季節に参考になる、着こなしのコツをいくつか紹介しよう。
まずはパンツ選び。本書によれば、小柄女性に似合うパンツのベスト3は「タック入りテーパード」「センタープレスのクロップド」「ツヤ素材のワイド」だ。ハンサムパンツを選べば、キリっとしているのにやわらかいスタイルに仕上がるという。
腰から太もも周りにゆとりがあり、裾がすぼまったテーパードパンツは、脚長効果抜群。「かたいお仕事着」になりすぎない、やわらかさのある着こなしになる。上品な濃淡コーデでやせ見えを演出し、靴はポインテッドトゥを合わせれば、さらに引き締まった印象に。
また、デニムと白シャツという、ベーシックだからこそ難しいアイテムは、「きれいめ」がおすすめ。デニムは体型カバーと脚長効果が得られるワイドなタイプを、白Tシャツは素材感を重視するなど、具体的にあか抜けの方法を教えてくれる。
子どもの卒業式や入学式を控えたこの時期、小柄さんを悩ますのがフォーマルスーツ選びだ。どうしても制服っぽく見えてしまい、着慣れていない感を醸しだしてしまう。
そんな小柄さんには、セットアップやコクーンワンピがおすすめだ。
パンツのセットアップなら、テーパードパンツを選んで。きちんと感が出て、足首を見せればスタイルよく見える。きちんとしているのに「こなれ感」が演出できる優秀コーデだ。
コクーンシルエットのワンピースは、かちっとしすぎないのが◎。アクセサリーはシンプルなデザインを選んで上品にまとめよう。セットアップでもワンピでも、適度なハリや光沢感のある素材がフォーマルな場にはふさわしい。
ほかにも、小柄仕様の小物の合わせ方から ヘアメイクまで、全身をカバーするアイディアが紹介されている。
田中さんは、「小柄だからこそ似合う服がある」と言う。
「可愛い着こなしが好きなら、存分に生かせばいい。
辛口が好きなら、ギャップ見せに使えばいい。
小柄だからこその魅力を際立たせてくれる
"得意なアイテム"を持つことは、
おしゃれの揺るぎない基盤となるはずです。」(本文より)
マニッシュやモードな着こなしも、「自分には似合わない」と決めつけず挑戦してみて、と田中さん。本書には、小柄さんの中にあるカッコよさや色気など、魅力を引き出すポイントを詰め込んだ。着こなしにお悩みの方はもちろん、普段のコーデに飽きてきた方にもおすすめの一冊。
■田中絢子さんプロフィール
たなか・あやこ/COHINAディレクター。身長148㎝。1994年生まれ。2018年、早稲田大学在学中に、小柄女性向けアパレルブランド「COHINA」を立ち上げる。「あなたに陽が当たる服」をコンセプトに、150㎝前後の小柄女性を輝かせるファッションを提案。2022年には、大人の小柄女性のためのブランド「STRATA」も立ち上げる。
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