私のマナー、イエローカードかも! いったいどうしたら仕事がデキる人に見える?
そんな"ダメダメ"ビジネスパーソンのための特効薬が発売された。『一生ものの「正しい敬語と上級の気遣い」 先生!ダメダメな私を2時間で仕事デキる風にしてください!』(KADOKAWA)は、ビジネスあるあるシーンのセリフをそのまま真似るだけで「仕事デキる"風"」になれる本。今すぐなんとかしないとやばい! と感じている人に、うってつけの一冊だ。
「先生」として教えてくれる著者は、マナー講師の諏内(すない)えみさん。ベストセラー『「育ちがいい人」だけが知っていること』(ダイヤモンド社)の著者としても知られている。
さっそく本書の中から、よくあるシーンで使えるセリフをご紹介しよう。
まずは、「他社に問い合わせの電話をしたら、担当以外の人が電話に出たとき」。たとえば、こんな言い方が考えられる。
△「○○の件について、ご回答いただける方に代わってください」
諏内さんいわく、これでは丁寧さが不十分。相手に何かを依頼する際、特に顔の見えない電話では、言葉で謙虚な姿勢を伝える工夫が必要だ。そこで、デキる人はこんなふうに伝える。
◎「恐れ入りますが、○○の件についてご回答いただける方に代わっていただけますか?」
ポイントは2つある。1つ目は「恐れ入りますが」という、謙虚さが伝わるクッション言葉だ。そして2つ目は「~していただけますか?」という疑問形。「~してください」は丁寧な言い方であっても、相手に指示する命令形だ。相手に選択をゆだねる疑問形に言いかえることで、より丁寧で謙虚なニュアンスになる。
続いて、「来社予定の人が訪ねてきたとき」を見てみよう。多くの人はこんなふうに声をかけるだろう。
△「○○様でございますね」
これでも間違いではないが、デキる人はここにひと工夫して、こんな言葉を添える。
◎「○○様でいらっしゃいますね。お待ち申し上げておりました」
歓迎の一言を添えるだけで、相手を思う気持ちが伝わり、好印象を与えることができる。こういったささいな気遣いに、「デキる」かどうかが表れるのだ。
本書ではこのほか、「自分のミスを上司にフォローしてもらったとき」や「クライアントと、次回の打ち合わせ日程をすり合わせるとき」など、全部で101のシーンを紹介している。ビジネスの現場だけでなく、雑談や冠婚葬祭などのシーンも網羅。セリフを真似するだけで、いつでも一目置かれる「デキる人」になれる。
諏内さんのマナースクールでは、会話もふるまいも「まずは形から」入っているそうだ。マナーに思いやりの心が大切なのはもちろんだが、心で思っているだけでは相手には伝わらない。本書で、思いやりを表現する言葉を知り、さらりと使えるようになりたい。
【目次】
Chapter1 電話をかける
Chapter2 電話を受ける
Chapter3 会議のとき
Chapter4 来客のとき
Chapter5 上司との会話
Chapter6 上司に言いにくいこと
Chapter7 クライアントとのコミュニケーション
Chapter8 クライアントに言いにくいこと
Chapter9 挨拶や雑談のとき
Chapter10 冠婚葬祭のとき
■諏内えみさんプロフィール
すない・えみ/株式会社ライビウム代表、マナースクールライビウム代表、親子・お受験作法教室代表。豊富な実績に基づいて、洗練された上質マナーや美しい所作、スマートな社交術や会話力を指導。特に映画やドラマでの女優のエレガント所作指導には定評がある。「あさイチ」「ノンストップ!」「ホンマでっか!?TV」など、メディア出演や著書も多数。「親子・お受験作法教室」では名門校からも高い評価を集め、第一志望合格率95%を実現。多くの難関校でのトップ合格を達成している。社会貢献活動にも関わり、行政からの信頼も厚い。
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