お正月には初詣をして、おみくじを引く方も多いだろう。「大吉」を引けたらラッキー。でも「凶」だったら......?
「大吉が出るまでもう一回!」と何度も引く方もいるかもしれないが、西村麻里さんの著書『365日 ご自愛開運帖』(WAVE出版)によると、「おみくじは何度も引いてはいけない」という。
本書によれば、初詣は元日から2日までに、①氏神様、②自分の好きな寺社、③前年お世話になった寺社の順に訪れるとよいという。そのうち初めに訪れた場所で引いたおみくじが、今のあなたに必要な氏神様からのメッセージ。もし「凶」が出ても、裏表の全文を3回ずつ読み、「今の私にはこのメッセージが必要だった」ということだけを頭に入れ、悪いものを引いたことは忘れてしまおう。
ちなみに、おみくじはその場で結ぶ説と持ち帰る説があるが、本書では、凶を引いたら境内にある、おみくじを結ぶ場所に結んで帰り、大吉、吉が出た場合には持ち帰って1年間お財布に入れておくことをすすめている。
このほかにも本書では、日本の五行説から風水、九星気学、西洋占星術までさまざまな考え方をベースに、日々の開運方法を紹介している。
「感謝」「デトックス」「つながる」「始まる」「語り合う」といったキーワードを毎月のテーマに、身近なところからできる開運行動を習慣化できるアドバイスが満載だ。
すべての物事に対して感謝の気持ちを持つこと、自分から行動すること、失敗もいやな出来事もポジティブに変換することの3つを心がけ、どんな1日も特別な日にしていこう。
■西村麻里さんプロフィール
にしむら・まり/熊本県生まれ。短大から美術大学へ編入後、中退してカナダでインターンを経験。帰国後は熊本で広告デザイナーとして働く。その後コピーライターへ転身し、大手代理店に勤務。一方で「共感覚」を活かし、ラジオ番組や「VOGUE」の占い連載などで累計10万人のカウンセリングを行う。2016年からは龍を描くアーティストとして、ロス、ニューヨーク、ベルリン、ロンドン、カンヌなどでも個展を開催。ニューヨーク、東京をベースにアーティスト活動を展開し、ロンドンやフィレンツェで壁画を制作するなど世界で活動中。TV・ラジオ出演多数。
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