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ネットで病院探し。「やってはいけない」選び方、していませんか?

ネット時代のやってはいけない病院・医師選び

   私たちが生涯で病院にかかる平均回数は約1000回にものぼるという。平均寿命が延びたからこそ、病院はより身近な存在となってくる。

   だからこそ、初診でかかる病院や医師の選択を大切にしたい。自分の選択次第で、生死が左右されることもあるかもしれない。とはいえ、素人では良い病院の選び方はわからない。ネットで検索したときに、検索結果の上位にヒットする病院を選ぶのが正解なのだろうか。

   2022年12月13日『ネット時代のやってはいけない病院・医師選び』(青春出版社)が発売された。

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   本書では、医療業界に詳しいコンサルタントが、一般患者の視点でネットを活用した病院のかかり方を解説している。

   たとえば、こんなことをしていないだろうか。

・院長がたくさんの専門を掲げている病院を選ぶ
・入院設備の良さを重視する
・大病院に連れて行ってくれるだろうと救急車を呼ぶ
・大学病院の教授に診てもらうために手をつくす
・薬の処方のために毎回病院に通う

   心当たりのある方は要注意だ。たとえば、大学病院の教授の場合は、臨床が苦手で論文が得意な場合もあるという。また、救急車に病院選びを任せると大病院どころかたらいまわしにされる可能性もある。

   ほかにも、私たちのやってしまいそうな病院選びのNG事例がたくさん紹介されている。加えて、後悔しない病院のかかり方も紹介されているので、心強い。

   人生100年時代、病院・医師選びのコツを知っておきたいものだ。今のうちに、自分の家の近くの病院を探しておこう。


■著者:五十嵐淳哉さんプロフィール
いがらし・じゅんや/プレミアリサーチ株式会社代表取締役。医療機関・医師専門人材コンサルタント兼コーディネーター。公益社団法人医業経営コンサルタント協会認定医業経営コンサルタント。かかりつけ医療研究塾 事務局長。星の砂オンライン在宅医療実践会運営。
富山県出身。明治大学卒業後、地方銀行に入行。独立後、健康機器・医療機器の卸販売事業を3年で年商3億円へと成長させる。2009年、医療業界の人材紹介業に特化したプレミアリサーチ株式会社を設立。登録医師3万名超、医師の紹介実績800名以上。医師の経営・キャリア支援や在宅医師養成講座、医師のキャリアセミナーも定期的に開催している。

■監修:大城堅一さんプロフィール
おおしろ・けんいち/医療法人社団 星の砂 理事長。ねりま西クリニック院長。1966年生まれ。沖縄県出身。大学卒業後、大学病院や関連病院で研鑽を積み、離島にて無医村での診療を経験。2005年より在宅医療に携わる。医療・介護の融合をめざし、2011年にねりま西クリニックを開業。患者の希望に合わせた総合的な医療を提供している。



  • 書名 ネット時代のやってはいけない病院・医師選び
  • 監修・編集・著者名五十嵐淳哉 著、大城 堅一 監修
  • 出版社名青春出版社
  • 出版年月日2022年12月13日
  • 定価1540円(税込)
  • 判型・ページ数四六判、192ページ
  • ISBN9784413232845

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