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「あんもにゃいと」という新種のネコを発見?

ねこは液体

   巷で噂される「猫は液体なのではないか......?」という論争。SNSを中心に話題になる学説風なジョークではあるが、この説を本気で研究した学者がいる。フランスの研究者マーク=アントワーヌ・ファルダン(Marc-Antoine Fardin)さんだ。彼は、2014年の7月に「猫の流動学について(On the Rheology of Cats)」という論文を発表した。元々フランス国立科学研究センター(CNRS)やパリ・ディドロ大学ジャック・モノー研究所に所属する物理学者であり、物質の変形や動きをテーマとする「流動学」を研究していた。その成果を発表する事象として「猫の液体化」が選ばれたのだ。

   惜しくもノーベル賞への選出はされなかったものの、2017年にイグノーベル賞("人々をクスッと笑わせ、考えさせた研究"に与えられる賞)を受賞した。

   そして2022年12月6日、日本で猫の液体化現象の決定的瞬間を捉えた写真集『ねこは液体』(河出書房新社)が発売されることになった。

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   本書では、全国の愛猫家の皆様のご協力のもと、捉えられた猫の液体化の瞬間を激写。形状や特徴でカテゴライズし、液体化の多様性に迫った。

●液体猫をタイプ別に分類

あんもにゃいと【円形および半球体対応渦巻形状】
にゃぷんたぷん【表面張力による横溢形状】
ぐにゃんぐにゃん【半液体化による流動形状】
シュレーディンガーの箱を満たすねこ【六面体容器における液化形状】

   こちらが「あんもにゃいと」。本来の猫の形状が思い出せないほどに丸い。

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   そして「にゃぷんたぷん」。あるはずのない表面張力がここには存在している。

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   他にも、半分のみ液体化をした「ぐにゃんぐにゃん」。

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   箱パンパンに詰められた「シュレーディンガーの箱を満たすねこ」も。

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   あなたのおうちの猫はどの液体タイプに分類されるだろうか。これからも世界各地で発表されるであろう猫の液体化現象の決定的瞬間に目を光らせつつ、今後の研究結果の続報を待とう。


■「ねこは液体」調査委員会プロフィール
愛猫家有志が結集し発足された、「液体猫調査チーム」。猫のかわいさを検証するため日々、世界中から資料を収集している。


※画像提供:河出書房新社


  • 書名 ねこは液体
  • 監修・編集・著者名「ねこは液体」調査委員会 編
  • 出版社名河出書房新社
  • 出版年月日2022年12月 6日
  • 定価1430円(税込)
  • ISBN9784309292588

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