いまや日本が海外に誇るカルチャーとも称されるアニメ。アニメにまつわる仕事に興味を持つ人も多いだろう。また、趣味でアニメを制作して発表する方も増えている。
とはいえ、実際のところアニメはどのように作られているのだろうか。「劇場版ONE PIECE」「プリキュアシリーズ」といった名作を手掛けた大塚隆史監督がその疑問に答える。
2022年11月9日発売の『アニメができるまで』(飛鳥新社)では、アニメづくりの方法を企画からアフレコまですべてのプロセスを紹介している。
中高生とアニメ監督の対話形式でアニメの作り方を学ぶことができる。
企画から原画、動画、アフレコ、制作進行など、アニメづくりの最初から最後まで全体の流れをつかむことができる。単に絵を描いて声を当てるだけではないのだ。
漫画や図版が多く、頭に入りやすい。
この本では、アニメの企画がスタートして、テレビ放映や劇場公開されるまでの制作工程を、「監督」と「少年(シンジ)」「少女(ユーリ)」の対話形式で、順を追って紹介していきます。ぜひ「監督」にどしどし質問をぶつける「少年」「少女」になったつもりで読み進めてみてください。
アニメがどのようにして作られているかを知ると、アニメの見え方が変わってきます。アニメ作りの裏側を知ることで、作り手のこだわりにも気づけるようになり、アニメを120パーセント楽しめるようになるでしょう。あなたが好きな作品の魅力を再発見し、新しい目線で楽しむのにも役立つはずです。
僕は監督という立場上、企画スタートから完成までの、ほぼすべての現場に関わっています。それぞれの制作工程で、どんなスタッフが何をしているのか......各ステップの役割と全体像をお伝えすることで、アニメ作りの壮大さと魅力を感じていただければと思っています。(「はじめに」より)
アニメの作り方を知ると、これからアニメを見るときにも注目するポイントが変わるはずだ。アニメ業界で働きたい方はもちろん、アニメファンの方も興味深く読める1冊だ。
■大塚隆史さんプロフィール
おおつか・たかし/アニメ監督。1981年生まれ、大阪府出身。専門学校卒業後、アニメ制作会社で動画を経験、その後東映アニメーションで演出助手に。『ふたりはプリキュアMax Heart』で演出家デビュー。『映画 プリキュアオール スターズDX1 ~ 3』『スマイルプリキュア!』を監督として手掛けた後フリーランスとなり、2019年に『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』、2021年にテレビアニメシリーズ『三代目 JSB キッズアニメ KICK&SLIDE』を脚本・監督。2022年には映画『ハケンアニメ』内の劇中アニメ『運命戦線リデルライト』の監督を務めた。
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