10月31日発売の「AERA(アエラ)2022年11月7日号」(朝日新聞出版)の表紙は、人気グループBE:FIRSTのプロデューサーで、自身もアーティストとして活躍するSKY-HIさん。巻頭特集は「『個性』を育てる現場」と題し、SKY-HIさんがBE:FIRSTの7人をプロデュースする現場に密着している。
一回りほど年下のBE:FIRSTメンバーにタメ口を使わせたり、メンバーの個性を否定せずに褒めて伸ばすことを意識したりするなど、独自のプロデュース方針が話題となっているSKY-HIさん。いまのような形でグループに接するようになったのは、SKY-HIさん自身がパフォーマンスグループ「AAA」としてデビューしたころの体験がきっかけだった。
SKY-HIさんがデビューした18歳のころ、周囲には歌やダンスのノウハウを教えてくれる人はおらず、がむしゃらなトレーニングで故障したり、喉の手術をしたりするなど、いま振り返ると「こうしておけばよかった」と思う「負の遺産」のような体験がたくさんあった。BE:FIRSTのプロデュース方針は、そんな青年期の体験に対する、SKY-HIさんなりの「やさしいリベンジ」なのだという。
30歳を過ぎていろいろなことがわかるようになって、リベンジするには、この形しかなかった。自分がほしかったものがあることで、どういうふうに素晴らしい才能が開花していくかを世の中に証明する。そのひとつの形が、BE:FIRSTです。(SKY-HIさん)
「BE:FIRST」が所属するのは、SKY-HIさんが設立した音楽事務所「BMSG」。インタビューでは、この事務所名にこめた意味を語っている。
BMSGは「Be My Self Group」の略です。昔の自分のような人を作りたくないという気持ちが強くあります。今とは逆の、みんなが幸せではない状態がつらかったので、そうではなくする方向に自然と向かったんだと思います。(SKY-HIさん)
デビュー以来、「芸能活動はつらいことの繰り返しだった」と語るSKY-HIさん。個性が強く、従来のスタイルにハマらなかったがゆえに「自分が大切にされていない」と感じ続けてきたことや、ラッパーとして歌詞を書く上で何が幸せなのかを突き詰めて考えたことが、BMSGを支える思想に影響しているという。
このほか、12月に発売されるSKY-HIさんの新アルバム、ブラジル人ミュージシャンのセルジオ・メンデスさんからかけられた言葉、音楽制作に対する姿勢などについても語っている。
新海誠監督の新作映画「すずめの戸締まり」でアフレコを担当した松村北斗さんと原菜乃華さんの対談では、2人の作品への想いと、アフレコのエピソードが披露されている。
主人公・鈴芽役の原さんが「録り直しを何回もしていただけたことは、すごくありがたかった。納得いくまでやらせていただけて、なんて贅沢なんだろう」と現場での体験を振り返っている。一方、物語のキーマンとなる青年・草太役の松村さんは、新海監督ら制作陣と一体化して作品をつくり上げていった体験について、「ここにはここにしかないものがあると感じました。奇跡的なものが出来上がっていく、偶然ではない現場を経験した」と興奮気味に語っている。
このほか、開園を目前にしたジブリパークについても詳報。「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」「青春の丘」の3つのエリアの見どころをそれぞれ紹介している。連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は、千鳥のノブさんをゲストに迎えた2回目。2人が演した「ぐるナイ」の「ゴチになります!」を巡る話が繰り広げられている。
今号では、以下の記事も掲載。
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