古代の王権を天武天皇に授け、鎌倉幕府の栄枯盛衰を支配し、徳川幕府開闢(かいびゃく)のきっかけを作った、占いを操る者たち。そして錬金術と占星術が世界史を動かし、現代科学の基礎を築いていった......。
目からウロコ!! 「占いの視点からみたもう1つの歴史」。
2022年10月19日、「占いの視点からみたもう1つの歴史」として日本史を描いた『占いが歴史を動かす』(説話社)が発売された。
有名な歴史上の戦い、壬申の乱、承久の乱、応仁の乱、壇ノ浦・桶狭間・関ヶ原の戦い......。合戦の勝ち負けを決した、ある決断にはそれぞれ、古来、伝わる「占い」が関わっていた! 本書は、戦国時代の重要な兵法の1つだった占術(占い)の視点からみた歴史の新しい側面がわかる、もう1つの日本史だ。
五行、八卦、陰陽道、観天望気、夢判断など2千年以上受け継がれてきたものを、先人たちはよく学び、知り、エネルギーにして家臣たちを引っ張り、戦国時代を生き抜いてきた。占いは1つの兵法として、ツールとして活用され、武将や朝廷に力を与えていたという。
第1章ではNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で描かれた人物たちと事件を扱い、人知を超えた目に見えない力に支配された鎌倉時代を浮き彫りにし、歴史の別の側面を知ることができる。第4章では世界に目を向け、占星術の始まりや、世界史の有名な事件との関わりも知ることができる。歴史好き、占い好きともに必読の1冊だ。
【内容】
式盤と雲占いで勝利を手にした大海人皇子「壬申の乱」。
観天望気で豪雨を予知。雨中の急襲で今川を破った信長「桶狭間の戦い」。
軍扇を引っくり返し、「凶日」を「吉日」に。先陣を切り勝利した「厳島の戦い」。
占いのウラをかいて勝利、義経「一の谷の戦い」。
布陣の図、裏鬼門に隠された裏切りの真実「関ヶ原の戦い」の勝利。
助言を聞かず突き進み、敗戦を喫した大友宗麟「耳川の戦い」.........。
【目次】
第1章 鎌倉幕府の栄枯盛衰を支配した占い
第2章 占いを制する者は戦国を制す
第3章 あの歴史的事件に秘められた占い
第4章 世界を動かした占星術と錬金術
第5章 この世は呪いと占いに満ちている
■著者・西園寺彬さんプロフィール
1949年、神奈川県平塚市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。自動車・音楽・映画・歴史雑誌編集者を経て、著述業。
■占い監修・マーク・矢崎さんプロフィール
20 歳で月刊少女誌『マイ バースデイ』(実業之日本社)におまじないや占いなどの連載を開始。『いにしえからの贈り物 お守り・厄除け・おまじない』(説話社)をはじめ著作多数。『毎日新聞』の占い欄ほか、ウェブサイト、携帯サイトの監修も多数。明治時代の実業家・易断家の高島嘉右衛門の玄孫(やしゃご)にあたる。日本占術協会専務理事、日本占術協会認定占術士。
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