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イギリス史上最高齢・最長統治。さようなら、エリザベス女王。

ニューズウィーク日本版 2022年9月20日号

 2022年9月13日に発売された「ニューズウィーク日本版」2022年9月20日号(CCCメディアハウス)は、「エリザベス女王とその時代」と題し、今月8日に96歳で亡くなったエリザベス女王の大特集を組んでいる。

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 エリザベス女王の在位約70年の軌跡を、元BBC政治担当記者のロビン・オークリーさんが回顧。伯父であるエドワード8世の「王冠をかけた恋」がきっかけでエリザベスに王位継承順位1位の座が転がってくるまでの顛末、お気に入りだった労働党ハロルド・ウィルソン首相との心温まる話、ダイアナ妃の交通事故死、スコットランド独立投票の際にとった意外な行動など、さまざまな角度から「女王の時代」を振り返る。

 また、赤ん坊時代の家族写真から、第二次世界大戦中に女子国防軍に入ってタイヤ交換をしている姿まで、ビジュアルも充実。チャーチル、サッチャー、ブッシュ、ケネディ夫人、レーガンらとのツーショットに加え、儀礼違反を犯してしまったミシェル・オバマさんに優しくフォローを入れる瞬間の画像まで収録されている。

 さらに、英国の王室問題に詳しい英「スレート」誌記者による、これからの英王室Q&Aコーナーも。新たに即位したチャールズ3世が「アーサー王」になる可能性があったという王位継承の裏舞台から、「女王が亡くなった時、メーガン妃は何をしていた?」「エルトン・ジョンは女王に追悼曲を作るの?」「女王が可愛がっていたコーギーたちはどこへ行くの?」などワイドショー的な疑問まで、これからの英王室をウォッチするのに役立つ情報が満載。

 同時に掲載されるゴルバチョフ氏の追悼コラムと合わせ、一時代の終わりを感じる。2022年のいま読んでおきたい特集だ。

■目次

【Special Report】
エリザベス女王とその時代
イギリス史上最高齢・最長統治の女王が96歳で死去
国民と歩んだ君主亡き後、王室と英国の行方は
追悼 英国史を生きたエリザベスの96年
歴史 伝統と改革とユーモアの女王
Q&A 彼女なき英国と王室はこう変わる
習が「一帯一路」を隠し始めた
中国外交 得意の戦略が悪評ばかりで看板の掛け替えを図るが

【Periscope】
UKRAINE 冬将軍の前に攻勢に出たウクライナ
RUSSIA 北朝鮮から武器を買うロシアの懐事情
MYANMER 孤立するミャンマーはプーチンに接近
PAKISTAN パキスタンの洪水が世界的な食糧危機へ

【Commentary】
政治 近代民主主義をオーバーホールせよ──河東哲夫
視点 ゴルバチョフが世界に遺したもの──グレン・カール
イスラム 『悪魔の詩』を追い続ける神の勅令──飯山陽
Superpower Satire 風刺画で読み解く「超大国」の現実
「人民に奉仕する」の本当の意味──ラージャオ&トウガラシ
Economics Explainer 経済ニュース超解説
財政出動で日本経済は救えない──加谷珪一
Help Wanted 人生相談からアメリカが見える
信頼していた先生が偏見の持ち主だった
Just a Joke たかがジョーク、されどジョーク
韓国人が日本のせいにする理由──早坂隆

【World Affairs】
共産党 ロックダウンと抑圧で中国経済は停滞する
イギリス 船出のトラスはいきなり視界不良
北朝鮮 金正恩の危ない戦術核遊戯

【Features】
米司法 「トランプ被告」に公平な裁きは可能か

【Life/Style】
Music 芸術とポップを紡いだロキシー・ミュージック
Drama 伝説の「つながる」男、ケビン・ベーコンの今
Drama 『ゲーム・オブ・スローンズ』の懲りないスピンオフ
Space 40光年先の「居住可能領域」を探る
My Turn 犯罪現場やゴミ屋敷を片付ける仕事が誇り ほか

※画像提供:CCCメディアハウス


  • 書名 ニューズウィーク日本版 2022年9月20日号
  • サブタイトルエリザベス女王とその時代
  • 出版社名CCCメディアハウス
  • 出版年月日2022年9月13日
  • 定価480円(税込)

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