「シンプルに考えろ!」「シンプルイズベスト」
よく見かける言葉だが、複雑なことを無理に単純化しようとするとうまくいかないことも多い。複雑なことは、複雑なままにしておいたほうがいいのかもしれない――。
2022年8月20日に発売された『複雑なことをシンプルに考えすぎるからうまくいかない お仕事のお困りごとの落としどころと肝どころ』(リーブル出版)は、「職場の人間関係トラブルの落としどころ」について面白おかしく解説する脱力系ビジネス書だ。
著者の井内正博さんは、中小企業の人材マネジメント支援の専門家。音楽業界、イベント業界、医療介護業界、住宅業界などで、長年、管理職として人事、労務、社員教育に携わってきた「職場の人間関係」のプロ。
井内さんによると、私たちは職場の困りごとを前にしたとき、物事をできるだけシンプルにしようとする傾向があるという。しかし、話をシンプルにしすぎると、現実がますます手に負えないものになってしまうこともあり、複雑な話は複雑なまま扱うしかないのだとか。
本書は「だれがクレーム対応をするのか?」「人事評価に納得できない」「若者が管理職になりたがらない」「社員の幸福度はどうやったら上がるのか?」「モヤモヤする」の5章構成。
「居酒屋で一杯やりながら、気の合う仲間同士で会話しているような、ゆるーいかんじ」で進んでいく本書は、数あるコンサル本とは一線を画す、経営者、管理職、人事担当者必読の1冊だ。
■井内正博さんプロフィール
音楽業界、イベント業界、医療介護業界、住宅業界などで、長年、管理職として人事、労務、社員教育に携わる。現在、中小企業の人材マネジメント支援、人材育成支援、新規事業支援、起業支援を行いながら、研修講師、社外メンターとしても活動している。リジョイスコンサルティング株式会社代表取締役。
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