東京、京都の次に行きたい「古民家カフェ」は――?
川口葉子さんの「古民家カフェ日和」シリーズ待望の第3弾は、金沢だ。前作の京都編では〈京都ガイド本大賞 2021〉リピーター賞を受賞して話題に。風情のある街並みにとけ込む古民家カフェは、味わいがある。
2022年7月30日に『金沢 古民家カフェ日和』(世界文化社)が発売された。本書では、人気観光地・金沢の古民家カフェと、それを受け継ぐ店主の物語を39軒紹介。築50年以上の建物のかつての姿が色濃く残るカフェから、現代的に生まれ変わったカフェまで、様々だ。
「波結」(ひがし茶屋街)
元は芸妓さん愛用の美容室で、茶屋街を一望できる「波結(はゆわ)」。店名の「波」はパーマのウェーブを、「結」は髪結いを意味しているという。半世紀以上にわたって茶屋町の人々の生活と共にあった美容室の記憶が店名に刻まれている。
「FUZON KAGA Cafe and Studio」(加賀市)
築80年の魚市場を、カフェと漆芸作家の工房に再生した「FUZON KAGA Cafe and Studio」。店内はバリアフリーで、コーヒースタンドは自転車で乗り付けられるように、リノベーションをしたそう。
「古鶴堂」(白山市)
ひと月に数日だけ開かれる自家焙煎珈琲と小道具の店。メニューはスペシャルティコーヒー2種類と自家製シロップのドリンク2種類だけ。スイーツは持ち込み自由というのんびりしたスタイルも素敵だ。
本書の目次は以下の通り。
第1章 伝統文化と"いま"が出会う空間
第2章 お茶屋街の粋
第3章 うるはしきもの、めでたきわざ
第4章 自然に抱かれて暮らす
金沢市内だけでなく、第4章は加賀市、白山市など、金沢からの小旅行編として楽しめる。カフェ巡りはもちろん、観光に疲れたら寄ってみるのも良さそうだ。金沢旅行のお供にいかが?
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