子育て、職場の人間関係、ご近所トラブル......世の中悩みはたくさんあるが、相談できる人はそう多くはない。誰にも打ち明けられずに一人悶々としている人もいるのでは。そこで今回は「この人に悩みを相談したい!」と思わせてくれる、マンガの頼れるキャラクターたちを紹介する。
1人目は、『紅のメリーポピンズ』(著:高口里純)より、吏糸双葉(りいと ふたば)さんだ。
育児や教育の専門知識を持ち、住み込みで子どもの面倒を見てくれるナニー(乳母)。その中でもトップクラスで、世界屈指の技能を持つ者を【スーパー・ナニー】と呼ぶ――。諸事情で国際指名手配され、日本で身を隠して生活する双葉さんもまた、その【スーパー・ナニー】の一人だった。住み込みで各地を放浪しながら、神がかり的な育児・スキルを発揮する双葉さんに、我が家の教育を相談できれば......という人は少なくないかも?
次に紹介するのは、『紅のメリーポピンズ』のスピンオフ作品『グランマの憂鬱』に登場する百目鬼(どうめき)ミキさん。
ザ・田舎で閉鎖的な百目鬼村。ミキさんは、そこで村を先祖代々から取り仕切る女総領だ。一緒に住み始めた孫や義理の娘に慕われ、村で悪事を働く輩には鉄槌を下し、村民同士のトラブルは老練の手管で丸く収めてくれる......。カッコイイおばあちゃんのミキさんに、身近な社会でのトラブルを相談したすぎる!
3人目に紹介するのは、『ヒビコレ 公民館のジョーさん』(かたおかみさお)の主人公・大野城灯さん(通称ジョーさん)だ。
古い家並みと新しい家並みと、いくらかの畑が混在する、なんでもない郊外の町。ジョーさんは、その町の公民館(正式名称は区民館)で公務員といして働いている。本作は、そんなジョーさんが公民館に持ち込まれた問題を解決したりしなかったりする「ご近所トラブル解決物語」だ。「妊婦さんの悩み」「不用品の処理方法」「学童のおやつの選定」など、絶妙に地雷臭のする地域の課題をジョーさんがズバッと解決。ジョーさんの勇姿をみて、心をほんわかスッキリさせよう!
4人目は、『Good Job』『Good Job Returns』(かたおかみさお)の主人公・上原草子さん(通称上ちゃん)。
舞台は、中堅の建設会社である「佐嶋建設」本社の営業二課。ほどほどに男社会で古臭い雰囲気が残る会社の中で、業務の回し方を極めたスーパーOL・上ちゃんは八面六臂の大活躍。「資料のおつかい」や「洗い物の処理」の上手いやり方から人間関係の回し方まで全てをマスターした上で、後輩にやさしく伝授してくれる。こういう先輩がいてほしい!
最後に紹介するのは、『夜明けの図書館』(埜納タオ)に登場する葵ひなこさんだ。
図書館では、利用者の調べもの、探しものをお手伝いをする「レファレンス・サービス」を利用することができる。新米司書である葵ひなこさんは、「数十年前この辺りにあった郵便局の写真が見たい」など、利用者から次々繰り出される難題に全力で答えてくれる頑張り屋。その仕事ぶりで、分からないことがあったら取りあえず聞いてみたい......と思わせてくれる。
いずれも頼れるキャラクターたち。世の中の大半の悩みはこの5人に相談すれば解決してくれそうな気も......。なお、『紅のメリーポピンズ』『グランマの憂鬱』『ヒビコレ 公民館のジョーさん』『Good Job Returns』『夜明けの図書館』は2022年7月10日現在、AmazonのKindle Unlimitedで読み放題の対象になっている。Kindle Unlimitedは月額980円で200万冊以上の作品が読み放題になるサブスクサービス。初回登録は30日間無料で利用できる。詳細はこちらをチェック。
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