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自分の資産は自分でつくる時代。初心者におすすめの「投資本」3選。

マンガ版 ながら投資生活

 給料アップは見込めない。物価は上昇中。預貯金してもほとんど増えない......。ちなみに、現在の普通預金の平均年利率は0.001%。100万円預金しても利息は年間10円から30円ほど。

 こうした現状から、日本は「自分の資産は自分でつくる時代」になりつつあるという。とはいえ、「投資信託」「株式投資」「NISA」「iDeCo」などはさっぱりわからないし、お金にまつわるものだからつい警戒しがち。でも、このままなにもしないのも不安......!

 今回は、そんな投資初心者におすすめの3冊をご紹介。「ながら」「貯金0円から」「ほったらかし」というタイトルが気になる。


投資信託をするうえで「大切なこと」とは?

■『貯金0円からの投資入門』(朝日新聞出版)
 竹内 弘樹 監修

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 貯金が少ない人でも、コツコツ投資をしていくことで目標金額に到達できる。本書のコンセプトは、そのサポートをすること。コンビニなどでついつい無駄遣いしている数百円を投資に回す方法や考え方を、イラストをまじえて紹介している。取り外せる「My投資ノート」つき。

 ここでは、初心者におすすめの「資金ゼロ・知識ゼロから始められる投資信託」を見ておこう。

 「投資信託」とは、世界中のさまざまな商品(株式、債券など)を詰め合わせた「福袋」のようなもの。「積立投信」とは、この「福袋」を毎月購入し、中の資産価値が上昇することで利益を受け取ることができるもの。株のような一獲千金は難しくても、リスクが低く、長期的な資産形成にはもってこいなのだという。

■投資信託をする上で大切なこと
・早く始める 積立は期間が長いほど、1回の金額が少なくて済む。
・長く続ける 積立投資は長く続けるほどリターンも大きくなる。
・ときどき見直す 運用状況をときどき見直して確実に目標達成を。
■目次
Part1 お金の知識と考え方 あなたの一生にいくらかかる?
Part2 投資とは? お金を増やす手段のひとつ「投資」
Part3 投資信託とは? 初心者でもいますぐ始められる
Part4 株式投資とは? 投資信託を理解してからのスタートがおすすめ
Part5 「NISA」&「iDeCo」で賢く資産運用 節税しながら運用できる!
Part6 初心者が陥りがち! 失敗から学ぶ投資テク 投資を成功させるためには、まず失敗から学ぼう!

 

暮らしに投資を組み込む

■『マンガ版 ながら投資生活 無理なく楽しい、お金の育て方』(フローラル出版)
 TORANOTEC投信投資顧問株式会社 編

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 「ながら投資」とは、買い物しながら・仕事しながら・家事しながら・勉強しながらなど、「普段の生活と投資」を負担なく実践できる投資スタイル。「すべての人を投資家に」をコンセプトに、投資の基本のキからマンガをまじえて解説している。

 まずは「投資の三大原則」を見ておこう。

 「リスクを抑えながら安定した運用成績が期待できる投資の大原則として、『長期』『積立』『分散』の3つが挙げられます」

 「長期」は、長期間にわたって投資をすること。それによって「複利効果」が高まっていく。「複利効果」とは、投資資金を運用して得た利益をさらに投資に回すことで、より効率的に資産が増えていく現象。

 「積立」は、「毎月〇円」というように、定期的に積立投資をすること。決まったサイクルで投資をすることで、日頃から相場の動向を気にしたり購入のタイミングに悩んだりする必要がなくなる。

 「分散」は、複数の商品や銘柄を購入して投資先を分散すること。資産の種類や地域が異なる性質の銘柄に投資をすることで、特定の業界、企業、地域に生じるリスクを分散させることができる。

 このほか「投資商品選びのポイント 安全性・流動性・収益性」「投資信託の注意点」などを押さえた上で、「ながら投資」の具体的な方法として、誰でも簡単に資産形成ができる投資アプリを紹介している。

 手軽に始められる、大きな元手がなくても始められるなど、スマホの普及で投資のハードルが下がってきた昨今。「日々の暮らしに投資を組み込んでしまうこと」が「ながら投資」のポイントだ。

■目次
第1章 なぜみんな投資を始めているのか?
第2章 まずは「投資」を知ろう!
第3章 実際何から始めたらいいの?
第4章 「ながら投資生活」を実践しよう
特別付録 トラノコを始めてみよう!

 

「投資道」を極めるよりコツコツと。

■『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』(朝日新聞出版)
 山崎 元、水瀬 ケンイチ 著

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 シリーズ累計10万部突破のベストセラー。投資初心者も、もう迷わない! ほったらかし投資の公式本。先に紹介した2冊と比べると、より突っ込んだ内容になっている。

 「ほったらかし投資」とは、「プロが考える最善の運用に大きく劣らず、なるべく簡単に実行できる、個人にとっての資産運用の具体的方法」。

 具体的には、「インデックス・ファンド」という運用商品を使う。「インデックス」とは「指数」のことで、「インデックス・ファンド」とは「株価指数に連動するように運用する投資信託」のこと。

 「投資が趣味でも仕事でもない私たち一般の日本人にとっては、『投資道』を極めようとすることよりも、単なる市場平均であるインデックス、それも世界中に分散投資した低コストなインデックス・ファンドを毎月淡々と積み立てるだけで完結する、いわゆる『インデックス投資』を最初から選択してしまうことが理にかなっていると思うのです」

 著者の1人、水瀬さんは「インデックス投資」をコツコツ続けて20年経った時点で、約1憶円の資産を築いたという(年率プラス6%程度)。

■目次
第1章 ほったらかし投資と人生のお金
第2章 ほったらかし投資の簡単! 「実行マニュアル」
第3章 実際に始めてみよう!
第4章 インデックス運用の基礎知識――納得して投資するために
第5章 「ほったらかし投資」実践の勘所
第6章 よくある質問にお答えします
特別鼎談 バンガード撤退後のインデックス・ファンドの未来―元バンガード/ステート・ストリート勤務の金野真弓さんに聞く

 

 日本はまだまだ「預貯金主義大国」ではあるものの、投資家人口もじわじわと増えてきているという。「むずかしそう」「面倒くさそう」「そもそもお金がない」などと考えず、まずはいったん読んでみてほしい。あなたの投資デビューを後押しする1冊が見つかるかもしれない。


■TORANOTEC投信投資顧問株式会社
 「将来のための資産形成を自ら行うことが当たり前」という世界の実現を目指し、2017年に投資を始める上でのハードルを極限まで下げた資産運用サービス「トラノコ」のアプリ提供を開始。以来、日々の消費生活から生じる「隠れた資産」である様々なポイントやマイルで投資を行えるユニークな機能や「歩いて投資」をはじめとする利用継続が楽しくなるポイントサービス、若いうちから投資習慣を身につけやすくする「トラノコ学割」などを次々と導入している。今までの金融サービスとは一線を画す、生活しながら自然と資産形成ができるサービスとしてトラノコを進化させ続け、注目を集めている。

■竹内弘樹さんプロフィール
 ライフパートナーズ株式会社代表。大手食品メーカー入社後、独学で株式投資を始める。初心者にもわかりやすい情報を届けたいという思いから、「フェアな立場で、正しい情報を、少しでも早く届ける」をモットーに、「やさしい株のはじめ方」「やさしい投資信託のはじめ方」など複数のサイトを運営している。

■山崎元さんプロフィール
 1958年、北海道生まれ。経済評論家。専門は資産運用。楽天証券経済研究所客員研究員。マイベンチマーク代表。東京大学経済学部卒業後、三菱商事に就職。金融関連で12回の転織を経て現職。『全面改訂 超簡単 お金の運用術』(朝日新書)など著書多数。

■水瀬ケンイチさんプロフィール
 1973年、東京都生まれ。都内IT企業勤務。インデックス投資ブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」を執筆、人気を博す。日本経済新聞やマネー誌などに数多く取り上げられる。主な著書に『お金は寝かせて増やしなさい』(フォレスト出版)など。


※画像提供:フローラル出版、朝日新聞出版



 


  • 書名 マンガ版 ながら投資生活
  • サブタイトル無理なく楽しい、お金の育て方
  • 監修・編集・著者名TORANOTEC投信投資顧問株式会社 編
  • 出版社名フローラル出版
  • 出版年月日2022年5月 2日
  • 定価1,320円(税込)
  • 判型・ページ数A5判・160ページ
  • ISBN9784910017235

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