湘南で大人気のパン教室「crumb(クラム)」を主催するのは、慶應義塾大学在学中にル・コルドン・ブルー東京校パン科に通い、卒業後に本場フランスで修業を積んだ池田愛実さん。現地のM.O.F(フランス国家最優秀職人賞)のブーランジェリー2軒で経験を積んだ実力派である。
池田さんの新刊は、『こねずに作れるベーカリーパン』(主婦と生活社)。Amazon売れ筋ランキング「パン」カテゴリでベストセラー1位(4月25日現在)を記録し、楽天ブックスでは売り切れ状態。発売からわずか10日で重版も決定した今話題の1冊である。
一流シェフのもとで学んだ成形のノウハウを詰め込んだ本書には、次の4つの特徴がある。
1.こねなくてOK
本書のパンは、すべてこねずなくていいのだ。材料の粉と水、イーストなどを混ぜたら、「パンチ」することで、グルテンを強化し、パンのふくらみを良くする。
2.イーストは少なめ
粉150gに対して、ドライイーストは1.5gだけ。その分ゆっくり発酵させて粉本来の美味しさを引き出す。
3.発酵は冷蔵庫でゆっくりと
一次発酵は冷蔵庫の野菜室で、ひと晩かけてじっくり低温長時間発酵させると、粉のうまみが感じられるパンが作れる。
4.好きな時に焼けます
野菜室でのんびり発酵させるため、急激に発酵が進むことはない。最長2日までいれたままでも大丈夫。自分の都合のいいタイミングでパンが焼ける。
基本のこねないパンは、切りっぱなしで焼くだけの「パヴェ」
初心者さんは、切りっぱなしで焼ける「ディナーロール風のパン」にトライしてみて。生地を丸める作業もなく、とにかくカンタン!
型のいらいない「ふわふわパン」で、そうさいパンや菓子パンを
次にバラエティー豊かな「ふわふわパン」にチャレンジ。アレンジすれば、コーンパン、ウインナーパンなどのそうざいパンや、メロンパン、平焼きあんパン、シナモンロールを作れる。
「パウンド型で作れるミニ食パン」は手みやげにもぴったり
食べきりサイズのミニ食パンもパウンド型で簡単に作れる。生地に水分を多めに入れ、はちみつを加えてしっとり焼き上げると、もっちりしつつも歯切れのよい食感に。レーズンやチーズなどの具材をプラスしたミニブレッドも作ってみて。
型のいらないハード系パンのクッペやバゲット、カンパーニュも
家庭で作るにはハードルが高いクッペやバゲットなどのハード系パンも、本書ならお店に並んでいるパンのように焼き上げることができちゃう。
バターの香りがたまらない「折り込みパン」も手軽に!
クロワッサンやデニッシュパンなどのバターを折り込む生地も、こねないパンなら気軽に試せる。パン・オ・ショコラやクイニーアマンなど、フランスで人気のパンも紹介。
自宅でパン作りなんて夢のまた夢だと諦めていたあなたも、本書のレシピで本格おうちパン作りにlet's try!
■池田愛実(いけだ まなみ)さんプロフィール
1988年、神奈川県藤沢市生まれ。6歳と4歳の子ども2人のママ。 慶應義塾大学文学部卒業。大学在学中にル・コルドン・ブルー東京校パン科に通いはじめ、卒業後は同校のアシスタントを務める。26歳の時に渡仏し、現地のM.O.F.(フランス国家最優秀職人賞)のブーランジェリー2軒で経験を積み、帰国後は都内レストランのパンのレシピ監修・製造・販売に携わる。2017年から地元・湘南でフランスパンと暮らす教室「crumb-クラム」を主宰。著書に『こねずにできる ふんわりもちもちフォカッチャ』(家の光協会)、『レーズン酵母で作るプチパンとお菓子』(文化出版局)、『ストウブでパンを焼く』(誠文堂新光社)。
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