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日本の「おとしより」もフランス人が描くとこじゃれて見える。

おとしより-パリジェンヌが旅した懐かしい日本-

   スーパーの買い物かご片手にカートを引いてるおばあさん、白シャツに綿パン、メガネのおじいさん。どこにでもいそうな日本の「おとしより」も、パリジェンヌが描けば、まるでパリの街角に佇んでいるような、おしゃれな雰囲気を醸し出す。

 日本が大好きなフランス人イラストレーターのイザベル・ボワノさんがイラストエッセイで描いた日本滞在記『おとしより-パリジェンヌが旅した懐かしい日本-』(パイ インターナショナル)が3月24日に発売される。

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『おとしより-パリジェンヌが旅した懐かしい日本-』(パイ インターナショナル)

   日本の素敵なお年寄りや人々との出会いを独自の視点で綴ったものだ。レトロな喫茶店・骨董市・昔ながらの商店街など、眺めているだけで心が和むイラストが満載だ。

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「この本は、大好きな日本へ宛てた私からのラブレターです。ページをめくりながら、幸せを感じていただけたらうれしいです――イザベル・ポワノ」

   イザベルさんが日本に滞在して、実際にお店を巡って出会ったお年寄りや人々を、優しい視点とほっと安らぐイラストで表現している。

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まるでお祝いのごちそうが並んでいるようなショーウインドウ。
ホットケーキやミックスサンドで大満足の朝食になること間違いなし。
店内にもくもくと立ちこめる煙草のけむりは、レストランやカフェの中では
もう煙草が吸えなくなったフランス人にとって、懐かしい光景になった。
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マッサージ師さん
東京の学芸大学前駅でのこと。自転車で三軒茶屋まで一番簡単に行けるコースを見つけようと、地図とにらめっこしていたら、「お困りですか?」とおじいさんが声をかけてきた。
私の自転車の横を歩きながら、道のりを教えてくれるという。
ちょっと聞いたら目的地までの行き方がわかったので、ご親切にどうもありがとうとお礼を伝えた。
自転車のスピードを上げて行こうとすると、
おじいさんはまだ私の横を腕をふりふり小走りで付いてきて、ずっとおしゃべりを続けている。
この界隈での暮らしぶりや趣味の話、昔していたマッサージの仕事のことなど、話は半分くらいしかわからなかったけれど、楽しそうに目を輝かせながら、早口でおしゃべりをする小柄なおじいさんの生き生きとした様子がとっても印象的だった。
この人を私のポケットに入れて、落ち込んだときに取り出しては、元気をもらえたらいいのになぁ。
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   他にも、コンテンツとして、喫茶店、お菓子、レクリエーション、移動手段、食べ物、ファッション、社会などがある。ほのぼのとしたイラストと、ウィットに富んだ表現が楽しい本書、日向ぼっこをしながら読むのに最適の一冊だ。

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   特典として、本書を一部書店、またはパイ インターナショナルの通販にて購入すると、ポストカードのプレゼント企画も実施中だ。

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購入特典

■イザベル・ボワノさん略歴
フランス在住のアーティスト、イラストレーター。雑誌や書籍、雑貨、広告などさまざまな分野で活躍中。著書に『シンプルで心地いいパリの暮らし』(ポプラ社)、『わたしのおやつレシピ』(小学館)、『パリのかんたんお菓子 レシピ&ラッピングペーパーブック』(パイ インターナショナル)などがある。
■訳者トリコロル・パリさんプロフィール
フランス在住の荻野雅代と桜井道子からなるユニット。サイトやSNSを通じて、パリとフランスの最新情報を独自の目線で届けている。『フランスの小さくて温かな暮らし365日』(自由国民社)、『パリが楽しくなる! かんたんフランス語』(パイ インターナショナル)など著書多数。

※画像提供:パイ インターナショナル

  • 書名 おとしより-パリジェンヌが旅した懐かしい日本-
  • 監修・編集・著者名著者:イザベル・ボワノ 訳:トリコロル・パリ
  • 出版社名パイ インターナショナル
  • 出版年月日2022年3月24日
  • 定価1,760円(税込)
  • ISBN9784756256300

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