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「駅で階段」と「ひと駅前で降りる」、やせるのはどっち?

やせるのはどっち? 理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則

   突然だが、ここでクイズに挑戦! やせるために、ひとつだけやるとするなら、どちらが効果的だろう?

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A:最寄り駅よりもひとつ遠い駅から歩く

B:駅では必ず階段を使う

   これは、『やせるのはどっち?―理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則―』(飛鳥新社)に掲載されている問題のひとつだ。

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   本書では、数々のトップアスリートを指導する中野ジェームズ修一さんが、長年の経験をもとに「やせない」「続かない」ダイエットの問題に切り込んでいく。

   冒頭の問題に戻ろう。「ひと駅前で降りる」か「駅で階段」か、どちらも効果がありそうだが、正解は、「B:駅では必ず階段を使う」だ。

   平地を歩ける体力のある人にとっては、ひと駅歩くことは大した運動にならない。筋肉の組織を壊して強い負荷を与える強度の高い運動を選ぶと良いという。

   そうなると、階段の上り下りは効果的な運動となる。一方の脚だけで体重を支える動作は、下半身の筋力アップが可能で、消費カロリーはランニングとほぼ同程度となる。日常的にエレベーターやエスカレーターを使っている人は、なるべく階段を使うようにしよう。

やせない人など、存在しない

   ほかにも、「ストレッチでやせられる?」「ダイエットを成功させる食事はどっち?」など、31問のA・Bクイズが用意されており、知識を身につけることで、やせるための近道へと導いていく。

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   初級編は「考え方を変える」、中級編は「知識をつける」、上級編は「実践する」、というように、3段階でステップアップしていく。1日1ページのボリュームで1カ月間で効率的なダイエットの知識と習慣を身につけられる仕組みだ。

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   本書の冒頭で中野さんは、「この世にやせない人など、存在しません」と断言している。

<「何をやってもやせなかった」「挫折してしまった」という方は単純に、そのとき、そのときの「選択」を間違えていただけなのです。>(「はじめに」より)

   効果的なダイエットのためには正確な知識を身につけるのが近道だ。まずは自分の中のダイエットの誤解を正していくところから始めてみてはいかがだろうか。

   ■中野ジェームズ修一さんプロフィール

   「理論的かつ結果を出すトレーナー」として数多くのトップアスリートやチームのトレーナーを歴任。卓球の福原愛選手やバドミントンのフジカキペア(藤井瑞希選手・垣岩令佳選手)、マラソンの神野大地選手の個人トレーナーとして広く知られている。2014年からは青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化も担当。ランニングなどのパフォーマンスアップや健康維持増進のための講演、執筆など多方向で活躍。近年は超高齢化社会における健康寿命延伸のための啓蒙活動にも注力している。自身が技術責任者を務める東京都・神楽坂の会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」は、無理なく楽しく運動を続けられる施設として、幅広い層から支持を集め活況を呈している。主な著書に『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)、『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)などベストセラー多数。


※画像提供:飛鳥新社


  • 書名 やせるのはどっち? 理想の体が手に入る「失敗しない」31の法則
  • 監修・編集・著者名中野ジェームズ修一 著
  • 出版社名飛鳥新社
  • 出版年月日2021年12月21日
  • 定価1430円(税込)
  • 判型・ページ数A5判・192ページ
  • ISBN9784864108607

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