小田急線、京王線車内での相次ぐ刺傷事件や福島駅での女性切りつけ事件など、最近、なにかと物騒だ。普通に暮らしていても突然大きな事件に巻き込まれることがある。特に女性は力が弱いと見なされ、狙われやすい。本記事では、女性が犯罪から身を守るために読んでおきたい5冊を紹介する。
『ALSOKが教える おひとり女子が自分を守るための本』(ALSOK監修・主婦の友社)
テレビCMでおなじみのALSOKの全面協力のもと作成された本書。主に一人暮らしの女性が安全に暮らしていくための本だ。夜道や電車、エレベーター、さらにはSNSなど様々なところに危険が潜んでいる。女性が標的にされやすい犯罪には、ちょっとした心がけで未然に防げる場合が多いという。本書は、イラストや図解を使って身を守るためのコツをわかりやすく解説している。
『Fielder別冊 都市型サバイバル読本』(笠倉出版社)
本書は、本格アウトドア雑誌「Fielder」の連載を一冊にまとめたもの。現代で「サバイバル」というとお金の話が多いが、本書では災害や犯罪、あおり運転などから実践的に身を守る方法を27人のスペシャリストとともに解説している。
たとえば、暗闇で安全を確保する方法。小型のライトを玄関のわかりやすい場所に常備したり、枕元に置いておくとよい。不審者と相対した時の幻惑ツールとしても役立つので、バッグの取り出しやすいところに入れて持ち歩くとよいだろう。
『あなたとあなたの大切な人を守る 捜査一課式防犯BOOK』(佐々木成三・アスコム)
日本は平和と思い込み「自分は大丈夫」「犯罪とは無縁」と思っている人は多いのではないだろうか。元埼玉県警、刑事部捜査第一課の警部補である佐々木成三さんは「今の日本は危険だ」と断言する。日常には、空き巣、宅配便を装った押し入り、盗撮盗聴、ご近所トラブルなどなど挙げたらキリがないほど危険が取り巻いている。正しい知識を持ち、危機管理意識を持つことが求められている、と佐々木さん。大切な人を守るためにも読んでおきたい一冊である。
『とっさのときにすぐ護れる 女性のための護身術』(伊藤祐靖・講談社)
護身術というと相手と対峙して戦うことと思いがちだが、まずはどのような人が狙われやすいかを認識して予防策を講じることが大切とのこと。実は、「立ち姿」「歩き姿」などをきちんとすることで「抵抗力」があることを示すことができるそうだ。本書は、軍事コンサルタントの伊藤祐靖さんが「肩に手を回してきた」「太ももに手をおいてきた」などの具体例を挙げながら対処法を指南してくれる。
『いきなり誰かが襲ってきたら?―― 突然の暴力犯罪から身を守る方法』(黒木昭雄・草思社)
本書は、元警視庁巡査部長の黒木昭雄さんが、通り魔、ストーカー、拉致監禁などからいかにして身を守るかを解説している。読者からは「こんな本を待っていた!」「こういった本を中学生とか高校生にも読ませるべき」といった声が寄せられている。「警察への通報はどうする?」「被害届はどうやって出す?」などかなり実践的な内容となっている。
安全なイメージがある日本だが、最近ではテロとしかいいようがない事件が増えている。これらの本を犯罪や暴力に巻き込まれる前に読んでおいて、いざというときに備えておきたい。
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