これがモラハラ夫の生態か......。
エッセイ漫画『モラハラ婚~夫に洗脳されていた私~』の単行本が9月10日、発売された。
本作は、モラルハラスメント、通称モラハラをする夫と結婚した女性との結婚生活を描く漫画。たかえの精神を支配していくモラハラ夫の生態が不気味に描かれる。
会社の同僚・ケイジと交際することになった滝本たかえは、1年間の同せい生活をへて、彼との結婚を決める。
幸せな結婚生活のスタートと思いきや、少しずつケイジの言動はたかえを追い詰めていく。
第3話では、ケイジは子作りをしない責任をたかえに転嫁する。
モラハラ夫はたかえと「結婚したら子作りをする」と約束をしていた。しかし、いざ結婚をしても子作りをしなかった。
その理由をたかえに問われると、「お金のこととか考えたことある?」などともっともらしい理由を付けてお茶を濁す。そして、果てにはこんなことを言いだす。
「...あと本音としては俺がやる気にならないのは、たかえがガツガツしてて引くっていうか」
「たかえが女の魅力を磨くのが一番早いかもよ」
自分が約束を破った責任を、何故かたかえに転嫁。「ショックだ...」。モラハラ夫の言葉を真に受け、たかえは自分を責めてしまう。
また第5話では、たかえが友人と会うのを禁止しようとする。結婚生活を始めてから少し経ったころ、たかえの友人から結婚生活について苦言を呈され、逆上。「もう友達と会うの禁止な」と迫り、そのうえこう追い打ちをかける。
「え? いやなの? 俺より友達選ぶの?」
「できないなら別れるよ? どうする? おまえが自分で決めろよ」
モラハラ夫の命令に逆らえず、たかえは友人たちとの関係を断つことになってしまう。
他の話では、子作りを盾にマンション購入を迫ったり、家族との連絡まで絶たせようとしたりすることも。「もうしませんごめんなさい...!!」と自分を責めるたかえの姿が辛い。
真綿で首を締められるようにケイジに洗脳され、言いなりになっていたたかえだが、ある日会社に入ってきた女性のひとことで、ケイジとの関係を見つめなおすことに――。
単行本には、「身近な人に被害の疑いがあったら?」「慰謝料はとれるの?」といった質問に答えるページもある。モラハラ男にハマらないために、本作で勉強しておくと良いかもしれない。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?