ヒップホップユニットのCreepy Nutsさんが表紙を飾る「AERA(アエラ)10月4日号」(朝日新聞出版)。巻頭特集の「自民党総裁選」とならぶ目玉は、ツイッターなどを席巻する「#俺たちの菅波」現象にかんする取材記事だ。
「#俺たちの菅波」の菅波とは、現在放送中のNHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」で、坂口健太郎さん扮する医師の菅波光太朗のことだ。清原果耶さんが演じる主人公・永浦百音の相手役で、少しずつ距離を縮めていく「菅波先生」の、ドライで無愛想で奥手すぎる振る舞いに胸をキュンキュンさせる女性たちが続出している。
菅波と百音の気持ちが通じ合う80話が放送された日には、放送終了直後の午前8時19分に、「#おかえりモネ」「#俺たちの菅波」「#菅波先生」がツイッターの国内トレンドトップ3を独占するほどの盛り上がりぶり。今号のアエラでは、朝ドラウォッチャーやドラマウォッチャーが、この現象の背景を読み解く。
巻頭では、「安倍氏の負の遺産を断ち切るのは誰だ」と題し、9月29日に投開票される自民党総裁選を特集している。河野太郎行政改革相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4人が立候補し「総理の椅子」をかけた多数派工作が続いている。特集では、長く行動を共にした石破氏のもとを離れ、河野氏の推薦人となった衆議院議員の平 将明氏や、故加藤紘一元自民党幹事長の三女で岸田氏の推薦人となった加藤鮎子氏に、それぞれの候補を推薦する理由、その先にある「改革」について取材。ジャーナリストの田原総一朗氏、法政大学教授の杉田敦氏には、「新総裁がやるべきこと」や「私たちはこの総裁選とどう向き合うべきか」をインタビューしている。
さらに、「ラ・ボエム」や「モンスーンカフェ」などの飲食店を展開するグローバルダイニングの長谷川耕造社長、医療ガバナンス研究所の上 昌広理事長、日本学術会議の前会長で霊長類学者の山極壽一氏、法学者の谷口真由美氏、社会活動家の湯浅 誠氏、「あなたのいばしょ」理事長の大空幸星氏の6人に、自民党新総裁の「条件」を聞いた。
立憲民主党の福山哲郎幹事長にもインタビュー。自民党総裁選をどう見るのか、を取材。福山氏は、いずれも自民党の幹部といっていい候補者なのに、コロナ対策を巡る反省の言葉がないこと、4人の政策がバラバラで党としてのアイデンティティーが感じられないこと、自民党政権下では「選択的夫婦別姓」「LGBT平等法」「脱原発」は実現できないことなどを指摘。立憲民主党が示した「政権交代したら、最初の閣議で決定する項目」については、その実現に自信を示した。
今号ではこのほか、次のような記事を掲載している。
コロナ対策「換気の基本」はつけっぱなしと対角線
子どもの救急病床「冬のインフル流行」で逼迫の可能性
金正恩氏「激やせ」の源泉は強い恐怖
世界に原爆投下の実態を伝えた「ヒロシマ」筆者と孫の75年
共働き親子の北海道ワーケーション
高山なおみ ハンバーグ七変化のリアル
田中 圭×中谷美紀 演じた「女性総理」に夢を託した
パイレーツ筒香の活躍は「三度目の正直」
小室 圭さんバッシングは社会の「不寛容」の表れ
King Gnu 井口 理「なんでもソーダ割り」 上出遼平さんとの最終回
【現代の肖像】京都精華大学学長 ウスビ・サコ
朝ドラファン、菅波先生ファン必読の今号は、9月27日発売。
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