さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)。BOOKウォッチも番組に参加しています。
※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」 前回2021年8月23日は、「進化思考に学ぶ」をテーマに放送。
編集部からのおすすめの本は『進化思考』(太刀川英輔 著、海士の風)。
どんな内容なのかは、書評記事「創造は天才に限ったひらめきではない。学べるのだ。」も合わせてご覧ください。
番組では、 Panasonic Game Changer Catapult代表の深田昌則さんと、デザインストラテジストでNOSIGNER代表太刀川英輔さんが「進化思考でいかにアイデアを生み出すのか」などについて熱いトークを繰り広げました。
深田 Panasonic Game Changer Catapultでは、コンテスト形式で新規事業のアイデアを社内から募集し、良いものは予算化と実証実験を繰り返し、事業化を目指します。
最近の注目は、先月代官山で出店した「アースミルク」で、牛乳の代わりに最近流行している植物性ミルクに注目した事業です。
未来の食を考えた時、アニマルウェルフェアの考え方や、栄養や体調維持に必要な食べ物を自ら積極的に選んでいく動きがあります。
家電だけではなく、生活自体を変えていくことに取り組んでいます。
太刀川 建築デザインを学んでいて、「何を作るか」ではなく「なぜ作るか」を考え出すようになりました。
ストラテジストとは、企業の戦略まで含めてデザインの観点からストラテジーを考える仕事です。
私はデザイナーであり、ストラテジストでもあるのですが、職業名がなかったのでデザインストラテジストを名乗ることになりました。
太刀川 進化思考とは、生物進化のように「変異」と「適応」というプロセスを繰り返し、誰もが持っている創造性を発揮するための思考法です。
変異の仕組みと適応の仕組みが往復して、生物の進化が発生します。生物進化の構造は、エラーと選択の繰り返しです。ある種の偶然と必然が繰り返すと、勝手に種がある方向に収束し、デザインが出現します。いくつかある変異のパターンを適応していくことで、誰でもアイデアが出しやすくなります。
変異とは壮大なボケで、適応は壮大なツッコミです。
深田 新しいアイデアを考えるとき、一人では思い浮かばない時も、誰かと会話することで形になっていくことがあります。これは、変異と適応をロールプレイみたいに行なっているのかもしれません。
次回は、本日8月30日(月)19時から引き続き「進化思考に学ぶ」をテーマに放送。
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