結婚してない女性はかわいそうですか？
おかざき真里さんの漫画『ずっと独身でいるつもり？』(祥伝社)の実写映画が、11月19日に劇場公開される。同映画では、田中みな実さんが映画初主演を務める。
本作は雨宮まみさんの原案で、現代を生きる独身女性たちが抱える不安や寂しさを題材とした4篇からなる独立短編集。2015年12月に単行本が発売された。
漫画の第1話の主人公は、東京に住む36歳独身女性・まみ。
まみは大学進学を機に上京し、そのまま東京で就職した。それ以来ずっと東京に住み続け、仕事にも一生懸命に取り組んでいた。何の問題もない順風満帆な日々を送っている、と自分では思っていた。
しかしある時、母親から電話がかかってきた際、「誰かいい人いないんか？」として、こう言われてしまう。
「地震も多いしそんな時頼れる人もおらんのかと思ったら、なんか『かわいそう』になってねェ」
私は「かわいそう」なのだろうか、とまみは思い悩む。好きな仕事に一生懸命に取り組んでようやく認められるようになってきたのに、それは「かわいそう」なのだろうか。心のどこかに結婚を望む自分もいることを自覚しており、その相反する感情にも苦しめられる。
単行本にはほかに、孤独への恐怖におびえる女性を題材としたエピソードなどが収録されている。
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