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細胞が入れ替わっても「自分」だよね? たまに天才、普段はお馬鹿な「紙一重」りんちゃんの日常

紙一重りんちゃん 第1巻

 すこし天才、でもだいたいお馬鹿な小学生の日常を描く4コマ漫画『紙一重りんちゃん』(KADOKAWA)の単行本第1巻が、8月12日、発売された。

 同作は、全国模試第一位の天才児、でも普段はおばかな小学生・りんちゃんを主人公とした4コマ漫画。時に突っ込み、時にスルーしてくれる周囲の人たちとともに、りんちゃんが愉快な毎日を送る。

画像は『紙一重りんちゃん 第1巻 1』(KADOKAWA)
画像は『紙一重りんちゃん 第1巻 1』(KADOKAWA)

冒頭からエンジン全開

 単行本の冒頭から、りんちゃんは紙一重さを存分に発揮する。

 第1回のひとつ目の4コマの1コマ目は、りんちゃんのこんなセリフからいきなり始まる。

「『自分』って何? 細胞が入れ替わっても『自分』だよね」

 これはテセウスの船と呼ばれるパラドックスについての問いで、そんじょそこらの一般的な小学生が考え付くような話ではない。

 けれどもふたつ目の4コマでは、うってかわってお馬鹿さを発揮する。お母さんがケーキを作ってくれたことに対し、「でもママごめんね」と前置きしてこう言う。

「私はこれ数時間後う○ちにしちゃう」

 「いや、そうなんだけれども......」と思わずツッコミをいれたくなる。しかも、神妙な顔をしてそんなことを語っているのだから、なおのこと可笑しい。

 単行本にはそのほか、お馬鹿なパパや親友の鳳こだまちゃんなどとの話も多数収録されている。りんちゃんの愉快な日常を見て、思わず笑ってしまうこと間違いなし。


 
  • 書名 紙一重りんちゃん 第1巻
  • 監修・編集・著者名長崎ライチ 作
  • 出版社名KADOKAWA
  • 出版年月日2021年8月12日
  • 定価640円+税
  • 判型・ページ数B6判・128ページ
  • ISBN9784047366367

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