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日本人の魚離れを変えていく一手とは?

 さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)。BOOKウォッチも番組に参加しています。

 ※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」

 前回2021年8月9日は、「鮮魚店に学ぶビジネスイノベーション」をテーマに放送。
 編集部からのおすすめの本は『魚屋は真夜中に刺身を引き始める~鮮魚ビジネス革新の舞台裏~』(織茂信尋著、ダイヤモンド社)。

 どんな内容なのかは、書評記事「人気のサーモンがお寿司になったワケ!」も合わせてご覧ください。

写真は『魚屋は真夜中に刺身を引き始める』(織茂信尋 著、ダイヤモンド社)

 番組では、‪ ‪ディップ株式会社執行役員宮内俊樹さんと、東信水産株式会社代表取締役社長織茂信尋さん‬が「日本の食の現状と今後」などについて熱いトークを繰り広げました。‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬

現在のとりくみについて

宮内 弊社は「バイトル」や「はたらこねっと」など求人サービスを運営しており、そのデジタル化を進めるミッションを行っています。また、DXのSaaSのサービスや自社開発したものも販売しています。
 今後、労働生産性は確実に減るのでそこはデジタルサービスで補完し、より魅力ある人を採用するためにバイトルのサービスを伸ばしています。
織茂 弊社の事業は、デパ地下の魚屋をイメージしていただければと思います。注目されている理由は温故知新、当たり前の中身を変えたからだと思います。
 30店舗共通のバックヤードで効率的に魚を捌いて保管することにより、鮮度が高い魚が提供できます。かつ店舗ごとのバックヤードがなくなるので、広くなったスペースで店舗のパフォーマンスも上がります。
 しかし、効率化を追求してもインターフェイスを壊してはいけません。内政改革を行なっても、職人さんとのコミュニケーションなどエンターテイメント性は残しています。

日本の食の現状と今後

織茂 世界中の人が魚を食べるようになっている一方で、日本人の魚離れが問題になっています。
 日本は海洋国家なのに特定の売れる魚しか販売されていません。物流の効率化で都内に未利用魚を上手く運ぶことができたら、現状は大きく変わってくると思います。
 豊かな海を誇りとし、日本人皆で頑張っていけば、食生活も良い方向に変わっていくと思います。
宮内 ヤフーに勤めていた当時、ネットで魚を売っていましたが、「漁師のおまかせ」という詰め合わせが一番売れました。売り方によって食べる楽しみが生まれます。漁師しか知らない知識は人生の豊かさに繋がると思いますし、魚が身近な存在に戻ってくるきっかけとなると思います。

 次回は、本日8月16日(月)19時から引き続き「鮮魚店に学ぶビジネスイノベーション」をテーマに放送。
 詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを! スマホ・PCから「radiko」でも聴けます!


 ※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」



 

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