「好きな人に好かれたい」。老若男女問わずあらゆる世代の人々が持つ願望だ。巷には恋愛テクニックが溢れるが、「それは外見が良いからでは...?」「あの人だからでは...?」と感じてしまうものも多い。
世良サトシさんの著書、『脳のバグらせ方 脳がわかれば恋は作れる』(KADOKAWA)は、個人の経験や心理学のみを根拠にするのではなく、脳の機能の観点から恋愛を「ハック」していく。
世良さんは「他人を惹きつける手法」の動画を配信し、YouTubeやTikTokで人気。1つひとつのテクニックを脳の機能に着目して丁寧に解説していく。
世良さんが身につけたのは「コールドリーディング」という話術だ。生まれつきの外見を武器にするのではなく、話術を磨くことに力を注ぐ。
コールドリーディングでは、相手の外見を観察したり何気ない会話を交わしたりする中から得た情報を基に、相手に「私はあなたのことを誰よりもよく知っている」と信じさせ、相手を惹きつけて好意を獲得していく。占い師が使っていることで有名な話術で、練習すれば誰でも身につけることができるという。
本書の目次は以下の通り。
はじめに
第0章:脳は言い訳がお好き
第1章:脳に関する2つの誤解
第2章:相手の脳をバグらせあなたを好きにさせる基本の習慣
第3章:相手の脳をバグらせあなたを好きにする具体的な行動
おわりに
第1章「脳に関する2つの誤解」では、後の章で指南する恋愛テクを実行するうえで知っておきたい背景知識を紹介していく。第2章「相手の脳をバグらせあなたを好きにさせる基本の習慣」では、自分に好意を抱かせるために理解しておくべき基本の考え方や、普段から一貫して取るべき態度を提示。第3章「相手の脳をバグらせあなたを好きにする具体的な行動」では気になる相手と会っている時、会っていない時でそれぞれに、読者に実際に取ってもらいたい具体的な行動を紹介している。
では、第3章の「相手の脳をバグらせあなたを好きにさせる具体的な行動」の例を挙げていこう。
実際に気になる人に会っている時には、「名前orあなただけが使うあだ名で呼ぶ」「2人だけの秘密を作る」「勝手に決めつけて話を進める」などの行動が効果的だという。
また、会っていない時には、「LINEやDMは既読スルーする」「好意に帰属させやすい単語を使う」「手書きの画像を送る」「小さなお願いをする」などの行動が本書ではオススメされている。
なぜ既読スルーや手書きの画像が好意につながるのか、理由が気になる。
恋愛で好意を持たせたい場合はもちろん、友だち付き合いや業務上の付き合いの人にも使えそうなテクニックが満載。コミュニケーションに悩んでいる人には、普段の自分の行動を見直すきっかけにもなりそうだ。
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