さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)。BOOKウォッチも番組に参加しています。
※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」 前回2021年3月29日は「音声ビジネスがもっと活性化するには」をテーマに放送。集部からのおすすめの本は『声のサイエンス―あの人の声は、なぜ心を揺さぶるのか』(山崎広子 著、NHK出版)をご紹介。
本書がどんな内容なのかは、記事「「自分の声」が嫌いでは相手の心はつかめないですよ」を参照願いたい。
番組内では、 VOOX代表の洪貴花(こう きか)さんと、オトナル代表取締役社長の八木太亮さんが「日本・中国・米国の音声市場の違い」や「マネタイズ成功例」について熱いトークを繰り広げました。
洪 音声市場をコンテンツで考えた時にプロが作ったものとユーザーが作ったものに分けられると思いますが、プロのものは日本と中国や米国で遜色ありませんが、ユーザーが作ったコンテンツの浸透率が日本と中国・米国では異なっております。日本はこれからだと思います。中国では音メディアが日常に溶け込んでいますね。
八木 配信者のクオリティの違いが大きいと思います。
配信者の数とリスナーの数はニワトリと卵で、これからもっと増えていくと思いますが、日本が中国や米国と比べて勝てない点があります。
1点目は国土の大きさの問題で、米中は国土も広く車社会のため、音声コンテンツの接触時間の違いです。もう1点が言語の壁ですね。日本語コンテンツだと、どうしても1億人を越えられないという問題があり、ベースとして不利な部分があります。
洪 中国ではセミプロの声優さんが本を読み上げる、ラジオ小説という形でシナリオを用意して販売している方が成功していますね。
実際に知識をコンテンツとして課金モデルのプラットフォームで販売して有名になった方もいます。北京大学の経済学の教授で1話10分全300話を約5000円で販売して45万人が購入しているというものがあります。
八木 日本は漫画や声優といったジャパニメーション系コンテンツがチャンスかと思っています。学習系はもちろんそうですが、海外と圧倒的に差別化できる部分はそこかと思います。
ビジネスモデルは大分類で2つしかなく、リスナー課金系・広告系のどちらかに分けられ、リスナーからのマネタイズであれば、エンタメあるいは学習系に限られてくると思います。
私が可能性を感じるのはビジネス系で、リスナーから見た投資対効果が明確で、3000円で買った場合は、そこから得たもので、それ以上に売り上げれば良いという、わかりやすさがありますね。
次回は、本日4月5日(月)19時から引き続き「音声ビジネスがもっと活性化するには」というテーマで放送。
詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを! スマホ・PCから「radiko」でも聴けます!
毎週「月曜日」の19時からお聞き逃しなく!
※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」
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