写真家であり、小説家でもある藤代冥砂さんの写真展が開かれている。
写真展の名前は「山と肌」。藤代さんの作風から、単なる山岳写真展ではないだろうと思ったが、開催案内を見て納得した。
写真展「山と肌」は、山を愛する人、ヌードを愛する人、その両者をひきつける催しだ。
写真展に寄せた藤代さんの言葉は次の通り。
【写真展ステートメントより】
「写真撮りのバラッド
嗚呼、 写すことは難しいことじゃない
ただ目の前に身をまかせ
頭の中を空っぽにするだけ
嗚呼、 目を開ければ胸の中に写る
輝かしい光景やあなたとの毎日」
こんな替え歌を口ずさみながら、
頭の中を空っぽにして生きていたら、
僕は山を歩き
女の人を裸にすることが
好きになっていた。
どうか空っぽになって見ていただきたい。 僕は空っぽの容器と人生を愛しているのである。
好きなことを並べるだけの手つきを信じているのである。
藤代冥砂
次の3枚の写真は、公開された藤代さんの作品の一部。
写真展「山と肌」は、Nine Gallery(東京都港区北青山 2-10-22 谷・荒井ビル 1F)で12 月13 日(日)まで開催(月曜休廊)、時間は10:00~19:00(最終日17時まで)。
なお、同名の写真集『山と肌』(玄光社)も発売されているので、ギャラリーに行けない方は、写真集で藤代さんの世界を味わってみてはいかがだろうか。
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