さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)では、番組でBOOKウォッチ編集部がおすすめする本を紹介している。
※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」 2020年9月28日は「妄想力のススメ」をテーマに放送し、編集部からのおすすめの本は『たった40分で誰でも必ず小説が書ける超ショートショート講座』(田丸雅智著、WAVE出版)をピックアップ。今回のゲストの田丸雅智さんが書かれた本だ。
番組では、執筆活動および坊ちゃん文学賞の審査委員長やショートショートの書き方講座をされているショートショート作家の田丸雅智さん、NHKのEテレで第一歌集「念力家族」が連続ドラマ化されたこともある歌人・笹公人さんが、妄想力の話に花を咲かせた。
田丸 私の最終目標は「空想で世界を彩ること」なんです。
例えば、どこにでもあるペットボトルのお茶でも、ペットボトルのラベルを剥がしたらまた新たなラベルが出てきた、とか、お茶だと思ったらお茶ではなかった、という空想は「あり得ない」と切り捨てることは簡単ですが、しかし、これがもしそうであったなら楽しくないですか?そして、これは実利のある事なのではないかと考えています。
入山 ビジネスにも求められている事と同じで、目の前にあるものを飛躍させる事がイノベーションの種になるんですね。
笹 脚本家が大喜利みたいにして話を広げていったようですね。
田丸 笹さんの作品はショートショートに凄く近い所があり、想像の余地があるんですよね。作品内に全てを書き切らずに、作品を読者さんに渡した時に、その方の中でワッと広がるんです。
笹 読者の頭で完成するもので、余白を入れるんです。
田丸 誰が読んでも同じではない、というのが嬉しいですよね。
入山 小さい頃に妄想力はありますが、大人になるにつれて無くなってしまうというイメージですが、妄想力は生まれつきの力なのでしょうか。
田丸 子どもの方が柔軟だというイメージがありますが、大人は常識のヘルメットというのを被っているので、堅そうに感じるだけです。
実はこれをメソッドで外せれば、大人も子どもと同じように妄想は出来るはずなんです。大人は人生経験が教養になっているので子どもよりも面白いものが書けるはずで、実際に大人の方が面白いものを書けますね。
笹 そうですね。大人が子どもに負けることはないと思います。
次回は、10月12日(月)19時から「再生エネルギーの今後」というテーマで放送。
番組でBOOKウォッチ編集部からもおすすすめ書籍をご紹介しますので、詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを!
毎週「月曜日」の19時からお聞き逃しなく!
※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?