3時間ごとの授乳におむつ換え、だっこやおんぶをしても寝ない、泣きやまない......赤ちゃんのお世話は24時間待ったなしだ。産後は、慢性的な睡眠不足も重なり肉体的にも精神的にもヘトヘト。そんなとき気をつけてほしいのが、うつだ。
産後は生涯の中で"うつになりやすい"時期のひとつだという。ママのプチうつを解消する95の習慣を紹介した『ママにいいこと大全』(主婦の友社)が、発売から約2か月で2刷重版となった。主婦の友社が2020年10月6日に発表した。
産婦人科医をはじめ、児童精神科医、乳児睡眠コンサルタントなど各分野のエキスパートが科学的根拠に基づいたうつヌケ法を伝授する。ポイントは、行動・睡眠・食事の見直しをすること。
コンテンツは以下の通り。
はじめに うつっぽいママ増えています!
第1章 このもやもやには理由がある!「育児がツライ」の正体は?
第2章 毎日やってるそれ、実はうつの原因かも?「行動」でうつヌケ
第3章 寝ることは自律神経をととのえる最良の方法「睡眠」でうつヌケ
第4章 食事を変えると人生が変わる!「食べて」うつヌケ
コラム(1)育児がうまくいかないと感じる原因はこれかも!?「大人の発達障害」自分もまわりもラクになる対処法
コラム(2)夫婦関係を解決して、夫にイラつかない妻になる!パパイヤママの処方箋
紹介されているうつヌケ法は、「思い切って"ママであること"をお休みする」「朝は日光浴、就寝時は外からの光を完全に遮断し真っ暗に」など。何をどうすればよいのか、具体的なアドバイスが参考になる。
本書の冒頭で「うつっぽいママ増えています!」とあるが、実際、コロナ禍で入院中の面会禁止、母親学級の中止、里帰り出産の断念など、孤独を感じながら出産を迎え、育児をしているママが多いのは事実。ママを支える家族にも読んでほしい一冊だ。
食事で気を付けたいのは、「鉄不足」。鉄が不足すると、疲れやだるさを招くだけでなく、産後うつを引き起こす原因にもなるという。鉄分を多く含むあさりやマグロなどを使ったレシピが掲載されていて、缶詰を使ったお手軽メニューもある。ぜひママのために作ってあげてほしい。
甘く見てはいけない、産後うつ。2人目、3人目で、初めてじゃないから大丈夫という思い込みは捨て、本書を参考に「ママにいいこと」してみては。
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