毎日食事を作るのは、時間も手間もかかるためなかなか難しい。しかし、もし完成間近まで材料の仕込みが終わっていたら、毎日作るのも苦にならないかもしれない。
主婦の友社より発売されている『ちょこっと仕込みで即ウマごはん』は、食材の簡単な仕込み方法と、その活用法を紹介するレシピ本だ。
本書では、肉や野菜、魚などの仕込み方法が、写真付きで丁寧に解説されている。仕込み方法は、「漬けるだけ」「ゆでるだけ」といった簡単なものばかり。しかし、このちょっとした仕込みを事前に行っておくだけで、食材の美味しさは格段にアップする。さらに、仕込み済みの食材をストックしておけば、それを活用してすぐに美味しい料理が作れる。
例えば、塩を揉み込んだ豚かたまり肉を2,3日おくと、肉が引き締まって旨味が凝縮され、熟成肉のような味わいになるという。そして、この豚肉を切って焼くだけで、あっという間に主菜が一品完成する。
本書には、鮭のそぼろといった、一風変わった面白い仕込み法もある。そぼろを作るのは、一見すると手間がかかりそうだが、電子レンジを活用すれば、簡単に作ることが可能だ。
仕込み済みの食材は、お弁当作りでも大活躍する。朝、冷蔵庫を開けて仕込み済みの食材を選び、簡単に調理するだけで、すぐに美味しいおかずを作ることができる。これを一つお弁当に詰めるだけで、一気にお弁当が華やかになるだろう。
休日にまとめて食材の仕込みをしておけば、きっと毎日料理をするのも苦にならないはずだ。
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