「名作」とは何か。人によって定義は異なるだろうが、子どもの頃に読んで今もなお印象に残っている物語というのは、「名作」と言えるのではないだろうか。
学研プラスから発売されている「10歳までに読みたい名作」シリーズに『長くつ下のピッピ』と『ロスト・ワールド 恐竜の世界』の2冊が加わった。本シリーズは、親しみやすい文章、アニメカラーイラスト、丁寧な図解ページが好評を呼び、累計190万部を突破している人気シリーズだ。
今回の新刊のテーマは、「ワクワクの連続!」。世界でいちばん力持ち、元気で自由な女の子「ピッピ」のワクワクする毎日を描いた『長くつ下のピッピ』。恐竜たちが今も生きる世界で大冒険をくり広げる『ロスト・ワールド 恐竜の世界』。どちらも、読みながら本の世界にのめり込みワクワクする興奮と感動を味わえる。
ベテランの作家陣が原作の魅力を活かしつつ、現代の子どもが楽しめるように翻訳しているため、楽しみながら「名作を読破できた!」という達成感を得られ、読書への自信がつきやすい。また注釈が豊富なため、読者の理解を助けてくれる。
たくさんのカラーイラストも、物語に集中できる後押しに。そして巻頭には、登場人物や時代背景がわかる図解ページ「物語ナビ」が設けられている。作品の舞台などがビジュアルでわかり、名作の世界へスムーズに入れるのではないだろうか。
さらに、物語の中で活躍する登場人物がカラーで紹介されており、興味をいっそうかきたてられる。
流行の作品だけでなく、時代を超えて語り継がれる名作も読んでほしい。そんな親心に応えながら、「名作を読破した」という自信を子どもたちに与えてくれる点で、人気ぶりに納得のいく名シリーズである。
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