前回(第1回)は、マイクロSDカードに、Raspberry Pi(以下、ラズパイ)の基本ソフト(OS)をインストールするところまで進めた。今回は、いよいよ起動させてみる。
参考にするのは、前回同様に工学院大学教授の金丸隆志さんの著書『ラズパイ4対応 カラー図解 最新 Raspberry Piで学ぶ電子工作 作る、動かす、しくみがわかる!』(講談社)。
まずは、ケーブル類の接続から。
接続の方法は、本書の50ページに写真付きで詳しく出ている。マウスとキーボードは一般的なパソコンと同じUSBで接続し、モニター出力はマイクロHDMIのコネクタに接続する。
最近は、パソコン用モニターだけでなく、家庭用のテレビもHDMIに対応しているものが多いので、テレビに接続してもいい。
そして、電源はTYPE-CのUSBコネクタで供給するが、まだ、電源コンセントには接続しない。本書によると、電源を入れるのは最後で、先にマイクロSDカードをさしておくとのこと。
いよいよ、USBのTYPE-Cコードを電源アダプタにさして、電源オン。
すると、高価なパソコンと見分けがつかないような、画面が現れた。いろいろできそうだと予感させる画面だ。
起動したら、上図のように「Welcome to Raspberry Pi」という画面が出た。
この後、本書を読みながら、国や言語を設定するだけで、パソコンとして使える状態になった。
なお、設定の途中で、WiFiの接続設定の画面が出る。これは、スマホでWiFiにつなげるのと同じやり方でできる。
テレビに接続してみたが問題なく起動した。しかも、起動が早い。
せっかくなので、LANコネクタにLANケーブルをさしてネットにも接続してみた。お使いのルーターにDHCPという機能がついていて、特別な設定がしていなければ、簡単に接続できる場合が多い。
検索サイトも、YouTubeもストレスなく見られた。
初めて体験したが、リビングPCとしては十分な性能を持っているのではないかと驚いた。こんなマシンが、新品で1万円以下で買えるのか。
次回(第3回)は、そもそもラズパイとは何か、誕生した経緯などにも着目してみたい。そして、その次の回では、ソフトウェアや、さまざまな可能性を持つであろうGPIOについても触れていきたい。ラズパイ、ただものではなさそうだ。
(つづく)
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