生後5・6か月頃から1歳半頃まで、ゴックン期・モグモグ期・カミカミ期・パクパク期と、段階的に進めていく離乳食。それまで母乳やミルクしか飲んでいなかった赤ちゃんに、なにを・どんなふうに・どれくらい食べさせたらいいのか......。親は探り探りやっていくこととなる。
この「離乳食の材料・形状・量がわからない」を解決するのが、本書『366日の離乳食――材料形状食べさせる量がいちばんよくわかる!』(主婦の友生活シリーズ)。最大の特徴は、「実物大(ホンモノサイズ)」の写真を見て「材料・形状・量」が直感的にわかること。離乳食開始から完了まで毎日使える、離乳食に悩むママ・パパの強い味方だ。
特にはじめてのママ・パパにとって、離乳食の進め方・食べさせ方はもちろん、赤ちゃんに合った「材料・形状・量」はよくわからないもの。「実物大(ホンモノサイズ)」を見れば、「材料・形状・量」をパッと感覚的につかむことができる。
離乳食に慣れてくると、今度は「献立が決まらない」と悩むことに。本書は、1品でとりたい栄養が完結するレシピ、主菜・副菜の組み合わせ例を多数紹介している。これなら、献立に困ることはなさそうだ。
9カ月を過ぎ1日3回食になると、赤ちゃん1人分だけを作るのがめんどうに......。バリエーション不足にも悩まされる。そんなとき救世主となるのが、キッシュ・オムライス・うどんなど、大人と赤ちゃんの食事をいっしょに作れるレシピ。
目で見て、手でつかんで、口に運ぶ。赤ちゃんの脳に刺激を与える「手づかみ食べ」は、9カ月頃から積極的にさせたいもの。手づかみにピッタリのアイデアもたくさん見つかる。
本書は、厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」2019年改定版に対応。他にも、離乳食に使える食材 食べていい時期チェックリスト、はじめて1カ月の進め方表などもついている。
本書の「実物大(ホンモノサイズ)」の「材料・形状・量」を見たまま実践するだけで、毎日の離乳食作りが格段にラクになりそうだ。個人的には、離乳食の進み方や好き嫌いには個人差があり、キッチリ進まなかったとしてもそこまで悩む必要はない気がする。それでも、本書を1つの目安としてそばに置いておくと、離乳食にまつわる日々の悩みを解決してくれるだろう。
監修者の上田玲子さんは、管理栄養士。博士(栄養学)。東洋英和女学院大学非常勤講師。日本栄養改善学会評議員、日本小児栄養研究会運営委員なども務める。乳幼児栄養についての第一人者。また、料理を担当した落合貴子さんは、料理研究家。
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