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「サッカー芸人」平畠啓史、Jリーグ行脚で見た56人の「スコアには表れない喜怒哀楽」

 お笑い芸人の平畠啓史さん(吉本興業)が2020年6月5日、『平畠啓史 Jリーグ56クラブ巡礼2020』(ヨシモトブックス 発売:ワニブックス)を刊行した。その名のとおり、J1・J2・J3の全56クラブを自ら行脚。各クラブ1人ずつ、さまざまな形で各クラブに携わる人々を取材している。

写真は、著書『平畠啓史 Jリーグ56クラブ巡礼2020』を持つ平畠啓史さん

 平畠さんは56人の話を「ドラマ」と表現している。取材相手は選手や監督から、熱い応援を続けるサポーター、飲食店主までと幅広い。

 J-CAST BOOKウォッチのインタビューに平畠さんは、「お好きなところから、お好きなドラマを自由に選んで読んでもらえたら」と話している。

Jリーグには無数の物語がある

 芸能界有数のJリーグ通としてサッカーファンにおなじみの平畠さん。選手や戦術に詳しいだけではなく、試合中に起きた注目の判定を議論するJリーグ公式YouTubeチャンネル配信の「Jリーグジャッジリプレイ」にレギュラー出演するなど、活躍の場を広げている。

 そんな平畠さんが上梓した本書は、北海道から沖縄までJリーグ全56クラブを巡り、1クラブ1人ずつ、総勢56人にインタビューした1冊だ。かけた時間は19年3月から20年2月までの約1年、総移動距離は1万2000キロメートルにおよんだ。

 平畠さんは刊行にあたり、次のようにコメントしている。

 「全国各地のJリーグに関わる人たちの声や想いを集めてきました。そこには、スコアには表れない喜怒哀楽があり、それぞれのドラマがありました。筋書きのないドラマの主役たちの言葉に耳を傾けてみてください」

 この「Jリーグに関わる人たち」の範囲はかなり広い。

 FC今治の元日本代表・駒野友一選手ら現役選手から、カマタマーレ讃岐の北野誠元監督(ノジマステラ神奈川相模原の現監督)など監督・コーチ陣。V・ファーレン長崎の高田明前社長などクラブ運営幹部やスタッフ。オフィシャルチアリーダー、スタジアムDJ、フットボールカフェの店主などが、自身と各クラブのエピソードを語る。「それぞれのドラマにそれぞれの主役が存在し、Jリーグには無数の物語がある」(『まえがき』より)という通り、同じJリーグを舞台に、十人十色の思いが明かされていく。

写真は、『平畠啓史 Jリーグ56クラブ巡礼2020』(ヨシモトブックス 発売:ワニブックス)

サッカーが好きな人から、普段サッカーを見ない人まで

 平畠さんはJ-CAST BOOKウォッチのインタビューに、本書の楽しみ方をこう語ってくれた。

 「みんな自分の好きなクラブはもちろん詳しくなりますが、他のクラブについては知らないことも多いと思います。『実はこのクラブにはこんな魅力的な人がいますよ!』という話をたくさん盛り込んでいるので、サッカーが好きな方はぜひ読んでいただければと思います。

 サッカーを普段見ない方も、たとえば新潟出身で東京住まいとか、福岡出身で大阪住まいといった方もいますよね。故郷に思いを馳せるように、『地元にはこんな人がいるんだ!』と感じてもらえるところもあるんじゃないかと思います」

 本人が強調しているように、本書が焦点を当てているのは「競技」としてのサッカーというより、Jリーグにゆかりのある「人」の物語。
 最後に、本書の読み方について質問したところ、平畠さんは次のように答えてくれた。

「『短編集』といいますか、短いドラマがめちゃめちゃいっぱい入っています。1ページ目からじゃなくていいです。お好きなところから、お好きなドラマを自由に選んで読んでもらえたらと思います」

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